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城崎温泉で家族思い出づくり|子どもたちが笑顔になる温泉街の楽しみ方
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城崎温泉で家族思い出づくり|子どもたちが笑顔になる温泉街の楽しみ方

日本海に面した兵庫県北部に位置する城崎温泉は、江戸時代から続く歴史ある温泉街です。趣のある木造建築や石畳の街並みが今もなお残り、大人だけでなく子どもたちにとっても特別な非日常空間。ロープウェイで山頂へ上がれば日本海の絶景が広がり、川沿いには柳が揺れ、夜には提灯の灯が石畳を照らします。そんな城崎で、家族ならではの思い出をどう作るか。子どもの目線を大切にした過ごし方をご紹介します。

浴衣姿で七つの外湯をめぐろう

城崎温泉を訪れたら、まず浴衣に着替えて街へ出ましょう。宿泊施設では子ども用の浴衣も用意されていることがほとんどで、小さなお子さんから中学生まで似合う一枚が見つかります。浴衣を着て石畳を歩くだけで、子どもたちは「昔の時代にタイムスリップした」ような不思議な感覚を味わえます。

城崎温泉には「さとの湯」「地蔵湯」「柳湯」「一の湯」「御所の湯」「まんだら湯」「鴻の湯」という七つの外湯があります。それぞれに異なる泉質や雰囲気があり、外湯めぐりパスポート(大人1,500円程度、子ども700円程度)を購入すれば一日中どこでも入り放題です。子どもたちにとっては「スタンプラリー」的な楽しさがあり、「次はどの湯にしようか」と自分で決める体験が旅の主体性を育みます。外湯によっては家族向けの貸し切り個室浴室がある施設もあるため、乳幼児連れの場合は事前に確認しておくと安心です。

円山川でカヌー体験——自然の中に飛び込もう

城崎の周辺には、家族連れにぴったりな自然体験が豊富にあります。特におすすめなのが、城崎温泉を流れる円山川でのカヌー体験です。流れが緩やかな区間でのガイドツアーが整備されており、5歳程度から参加できる企画も多くあります。川の上から見る城崎の山並みや田園風景は、街歩きとはまた違う景色で、子どもの目がきらきらと輝く瞬間です。料金の目安は大人4,000円前後、子ども3,000円前後。ライフジャケットや道具はすべてレンタルできるため、手ぶらで参加できます。

春から秋にかけては、但馬高原方面でのトレッキングも人気です。標高は高くなく、幼稚園児でも完走できる短いコースが設定されています。5月の新緑と10月の紅葉が特に美しく、地元のガイドに案内してもらえば、季節ごとの動植物について楽しく学べます。料金は1家族6,000〜10,000円程度が目安です。川遊びや自然散策を通じて、子どもたちは画面の外にある「本物の体験」と出会います。

城崎グルメで食べ歩き——子どもの胃袋も大満足

城崎温泉街には、子どもが喜ぶグルメが豊富に揃っています。冬はカニや牡蠣が旬を迎えますが、通年で新鮮な日本海の幸を楽しめるレストランが多くあり、子どもでも食べやすい海鮮丼や焼き魚定食を提供する店も少なくありません。

歩きながら楽しめる食べ歩きグルメも見逃せません。温泉街商店街では、焼き団子(1串200〜300円)、コロッケ(150〜200円)、城崎名物の温泉プリン(350〜500円)など、リーズナブルで美味しいものが並んでいます。浴衣姿でアイスクリーム(200〜400円)を片手に歩く姿は、旅の記念写真になること間違いなしです。地元の醤油や乾物を扱う老舗では、試食もできるため、子どもたちは食文化を肌で感じられます。

温泉街の外れにある農産物直売所には、但馬産の新鮮な野菜や手作りのお菓子も販売されています。帰路に立ち寄って「家へのお土産」を子どもが自分で選ぶ体験は、旅のしめくくりとして記憶に残ります。

季節ごとの城崎——いつ行っても違う顔がある

城崎温泉四季折々に全く異なる表情を見せます。春は大谿川沿いの桜並木が満開になり、花見と外湯めぐりを同時に楽しめます。初夏は新緑が美しく、川のせせらぎが涼を運んでくれます。

夏休み(7〜8月)は川遊びや花火大会、夏祭りが開催される時期です。縁日の雰囲気の中で、子どもたちはヨーヨー釣りや金魚すくいに熱中します。秋(10月中旬〜11月)は紅葉の名所として知られ、外湯めぐりをしながら山の色づきを楽しめる絶好のシーズンです。気候も安定していて歩きやすいため、特に小さな子ども連れにはこの時期がおすすめです。冬はカニシーズン本番。ズワイガニを豪快にほぐして食べる体験は、子どもにとって食育にもなる貴重な時間です。

訪問時期に合わせて目的を一つ決めておくと、旅の満足度がぐっと上がります。

子ども連れに嬉しい宿選びのポイント

城崎温泉には、子ども連れ向けのサービスが充実した宿が多数あります。家族向けプランでは、子ども用の浴衣やアメニティが用意され、夕食も子どもが食べやすいメニューへの変更が可能な宿も少なくありません。料金の目安は大人2名・子ども2名の1泊で15,000〜40,000円程度(夕朝食付き)と幅があります。

宿選びのポイントは「お子さんの年齢と興味に合わせること」です。乳幼児連れなら、個室露天風呂付きの部屋や、おむつ替えスペースが整った宿が安心です。小学生以上のアクティブな子どもがいる家庭は、宿が主催する虫取りツアーや地元の工芸体験プログラムが充実している施設を選ぶと、旅がより豊かになります。また、外湯めぐりを楽しみたいなら、温泉街の中心部に近い立地の宿が便利です。予約前に宿のウェブサイトや口コミで「子ども連れの評判」を確認する一手間が、満足度を大きく左右します。

城崎温泉を「子どもの原体験」にしよう

城崎温泉での旅は、単なる観光にとどまりません。浴衣の着心地、湯の温かさ、石畳を歩く下駄の音、川面に映る提灯の揺らぎ——そうした感覚的な体験は、子どもたちの記憶の中に深く根を張ります。デジタルの刺激とは全く異なる「アナログな豊かさ」を、子どもたちが全身で感じられる場所が城崎温泉です。

旅の計画を立てるとき、「何を見せたいか」より「何を感じてほしいか」を起点にしてみてください。温泉の湯につかりながら親子で語らう時間、食べ歩きで笑い合う瞬間、川で水しぶきを上げて遊ぶ午後——そんな何気ない場面こそが、かけがえのない家族の思い出になります。城崎温泉は、そうした瞬間を生み出す力を持った特別な場所です。ぜひ大切なご家族と一緒に、その魅力を体いっぱいに感じてみてください。

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Written by

伊藤 陽子

キッズコーディネーター

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