
湯浅醤油有限会社
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「世界一の醤油をつくりたい」——そのひと言に、湯浅醤油有限会社の志がすべて凝縮されている。和歌山県湯浅町は日本における醤油発祥の地とされ、その800年に及ぶ醤油文化の歴史は日本遺産にも認定されている。この地に根ざす湯浅醤油有限会社は、熟練職人が代々受け継いできた伝統技術を守りながら、厳選した素材と伝統製法への徹底したこだわりによって、高品質な醤油を製造・販売し続けている。
「時代を超えて愛される一滴」へのこだわり
同社が掲げるコンセプトは「時代を超えて愛される一滴」。流行に左右されず、長く人々の食卓に寄り添う醤油を目指す姿勢が、製品づくりの根幹に流れている。代表者のメッセージや経営信条、原料選定から製法に至る細部へのこだわりは公式サイト上で丁寧に発信されており、単なる食品メーカーにとどまらない、思想のある醤油蔵としての顔を持つ。
九曜蔵見学——100年現役の樽に触れる
同社の大きな魅力のひとつが、九曜蔵での無料見学だ。今も現役で使われている約100年前の木樽を間近で目にし、醤油がどのような工程を経てつくられるかをその場で学ぶことができる。時間をかけて熟成される醤油の製造過程を、実際の蔵の空気とともに体感できる場所は多くない。歴史的な建造物と生きた製造設備が共存する九曜蔵は、醤油文化の原点に立ち会う体験として印象深い。
体験プログラム——職人の仕事に手で触れる
より深く醤油づくりに関わりたい人には、要予約・有料の体験プログラムが用意されている。「櫂入れ体験」では、醤油の発酵・熟成を促す伝統的な作業を実際に手で行い、「醤油づくり体験」では製造プロセスにさらに踏み込んだ関与ができる。どちらも職人の仕事に直接触れられる機会として人気を集めており、食や発酵に関心のある人にとって充実した時間になる。
発酵文化の発信拠点として
湯浅醤油有限会社の活動は製造・販売にとどまらない。社長ブログや「The Live in kitchen(食の現場から)」「Essaie 名料理、かく語りき」といったコンテンツを通じて、食と発酵にまつわる知見を幅広く発信している。またYouTube動画での紹介、「fermentation club 丸新発酵蔵部」という発酵文化に特化したコミュニティ活動、学校向けを意識した「食育自由研究」など、醤油を軸にした多角的な文化発信を続けている。湯浅の醤油文化を次世代へ伝えようとする姿勢が、こうした取り組みのひとつひとつに表れている。
アクセス
和歌山県有田郡湯浅町湯浅1464
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