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とこなめ陶の森

とこなめ陶の森

※写真はイメージです。

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常滑市の丘に佇む「とこなめ陶の森」は、平安時代末期から1000年以上にわたって受け継がれてきた常滑焼の歴史と、今この瞬間も続く職人の制作現場を、ひとつの敷地でまるごと体験できる公共施設です。「資料館」「陶芸研究所」「研修工房」という性格の異なる3つの施設が集まり、過去・現在・未来という時間軸で常滑焼の世界に深く踏み込むことができます。

資料館——国指定文化財と向き合う

資料館が収蔵・展示する資料の中心は、国指定重要有形民俗文化財です。常滑を代表する工芸品「常滑の三筋壷」をはじめ、江戸・明治期の常滑を牽引した陶工・鯉江方寿の陶像、沢田重治の作品群など、他ではなかなか目にできない一級の文化財が並びます。平安時代末期の窯業遺物から近現代作品まで時代順に辿ることで、常滑焼がいかに時代と対話しながら形を変えてきたかが実感できます。

陶芸研究所——建築と焼き物が共鳴する空間

陶芸研究所の建物は、古い茶室の研究で知られる建築家・堀口捨己氏(故人)の設計によるものです。茶の湯の美意識を凝縮したような建築空間の中で、平安時代末期から現代に至る常滑焼の作品群を鑑賞できます。焼き物そのものだけでなく、それを包む建築にも価値が宿るという点が、他の陶芸資料施設と大きく異なる魅力です。

研修工房——技の継承を「見る」体験

研修工房は、「やきものづくりを生業とする人材を育てる」ことを明確な目的として設けられた施設です。2026年度に第45期の研修生を募集していることからもわかるとおり、長年にわたって産地の担い手を育て続けてきた実績があります。毎日研修生が急須をはじめとする常滑焼の制作に取り組んでおり、その作陶の様子を一般来館者も見学できます。教科書や映像ではなく、土を捏ねる音や釉薬の匂いとともにリアルな制作現場を目の当たりにできる体験は、観光施設ではなかなか得られないものです。

企画展も見逃せない

訪問時には館内で開催中の企画展も合わせて確認しましょう。2026年春から「これも それも あれも どれも 鉢」と題した企画展が開催されており、日常の器として身近な「鉢」という形をテーマに常滑焼の多様な表情を掘り下げています。コレクション展示とは異なる切り口で常滑焼の造形的な奥深さを楽しめる機会です。

アクセス

常滑市奥栄町1-130

営業時間

9:00〜17:00、休館日:月曜日(祝日の場合翌日)・年末年始

料金目安

無料

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