
下野市立しもつけ風土記の丘資料館
GALLERY
下野市立しもつけ風土記の丘資料館は、古墳時代から奈良時代にかけての下野(しもつけ)の歴史を体系的に学べる博物館です。奈良の飛鳥地方と並び称されるほど古代遺跡が密集する下野市は「東の飛鳥」とも呼ばれており、この資料館はその文化的拠点として機能しています。令和3年5月には常設展示室を全面改修し、収蔵庫と講堂を備えた新館を増築してリニューアルオープン。入館料は無料です。
全国でも例のない「機織形埴輪」—重要文化財エリア
館内最大の見どころは、甲塚古墳から出土した機織形埴輪(はたおりがたはにわ)です。織機を象った埴輪は全国でも類例がなく、国の重要文化財に指定されています。機織形埴輪のほかにも、同じ甲塚古墳から出土した馬形埴輪や人物埴輪が一堂に展示されており、古墳時代の造形美と技術水準を間近に感じることができます。
「なぜ?」に答える古墳時代エリア
古墳時代エリアでは、古墳が造られた背景や前方後円墳がなぜ巨大化したのか、そしてなぜ古墳が造られなくなったのかという問いに、解説パネルや映像を通じて順序立てて答えています。「そもそも埴輪とは何か」という基本的な疑問にも丁寧に答える構成で、歴史を初めて学ぶ小学生から専門的な関心を持つ大人まで幅広く対応しています。下野市周辺の古墳群についても紹介されており、館外の実地見学と組み合わせると理解がより深まります。
飛鳥時代エリア—大宝律令と下野ゆかりの人物
飛鳥時代エリアでは、下野国出身の官人・下毛野朝臣古麻呂(しもつけのあそんこまろ)にスポットを当てています。下毛野氏一族の出身である古麻呂は、日本最初の本格的な法典である大宝律令の編さんに関わった人物。藤原京(現在の奈良県)との結びつきも解説されており、地方の豪族が中央の律令国家形成にどう貢献したかという視点で古代史を読み解くことができます。
奈良時代エリア—国分寺模型と食文化の再現
奈良時代エリアの目玉は、下野国分寺を200分の1スケールで再現した精密模型です。奈良時代に全国に建立された国分寺のうち、下野国分寺跡は現在も特別史跡に指定されており、その伽藍の全体像を模型で把握できます。あわせて古代木造建築の木組み技術や瓦製作の工程も学べます。さらに、平城京資料館の資料をもとに庶民・役人・貴族それぞれの食事を実物大で再現した展示が設けられており、文献だけでは伝わりにくい古代の日常生活を視覚的に体感できます。
バーチャルミュージアムと歴史講座
館の取り組みはオフラインにとどまりません。「下野市文化財バーチャルミュージアム」としてウェブ上でも文化財情報を公開しており、来館前後の予習・復習に活用できます。また「東の飛鳥キャンパス」と題したしもつけ歴史講座を定期開催しており、奈良県明日香村との交流も継続的に行われています。小学生向けの学習シートも用意されており、学校の課外学習から個人旅行まで、多様な目的に応じた学びの場として機能しています。
アクセス
JR宇都宮線自治医大駅から車で約10分
営業時間
09:00~17:00(入館は16:30まで)、定休日: 月曜、第3火曜、祝日の翌日、年末年始
料金目安
入館料: 無料
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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