
Parco Fiera
GALLERY
札幌・手稲区の住宅街にひっそりと構える「PARCO FIERA(パルコフィエラ)」は、シェフ中條大輔が率いる完全おまかせコースのサスティナブルレストラン。食べログアワード2024 BEST NEW ENTRYを受賞した実力店で、「良いものを食べると、人は豊かになる」という一点にすべてを注ぎ込んでいる。
捨てるものは何もない──食材を使い切る覚悟
毎朝市場に足を運んで仕入れる魚介、農家・農園から直送される肉や野菜、シェフ自ら山に入って採取する山菜まで、届いた食材はすべて一片も無駄にしない。魚の骨・筋・内臓・皮、野菜の皮や種といった一般に廃棄される部分にも工夫を凝らし、果物は塩漬けや乾燥・果実酒に、野菜はお酢や発酵食品として保存する。「外食=身体に悪い」という印象を払拭したいというシェフの思いが、全皿に貫かれている。
シグネチャー「自家製生ハム」の深い世界
コースの軸となるのが、店の顔である「自家製生ハム」だ。塩漬け・発酵・乾燥など多角的な技法を組み合わせ、胃と腸を整えながら生ハムが本来もつナトリウムとタンパク質をしっかりと際立たせる仕込みにこだわる。コースでは切り立てのシンプルな一皿と、料理に贅沢に組み込んだ一皿が交互に登場し、同じ生ハムでも全く異なる表情を見せる。さらに、塩とオリーブオイル以外のバターや酢に至るまで全て自家製。自家菜園で育てた無農薬ハーブ・野菜も皿を彩る。
料理と語り合う、出来たての一瞬
シェフは料理を運ぶたびにその食材のストーリーを語る。どの生産者が、どんな条件で育てた素材か——「食べた瞬間に景色が浮かぶ」体験を届けるため、説明は盛り付けと一体のサービスとして設計されている。旬の食材にはその時期に食べる理由があるという信念のもと、コースは季節ごとに変わるため、何度訪れても同じ皿には出合えない。
"公平な場所"という店名の由来
「パルコフィエラ」とはイタリア語で「公平な場所」を意味する。生産者・客・作り手のパワーバランスを一定に保ちたいという想いから、修業先のイタリア(ピエモンテ州)のノンナ(おばあちゃん)が名付け親となった。北海道出身のシェフが東京とイタリアで研鑚を積み、2018年に地元・手稲区に「OSTERIA PARCO FIERA」を開業。2020年のリニューアルでコース主体の現在のスタイルへと進化した。
予約と来店について
ランチは12:00・ディナーは18:00のスタートで、いずれも入店は開始10分前から。予約はOMAKASEを通じてのみ受け付けている。席数が少ない小さな店だからこそ、一組一組に向き合える密度の高い時間が生まれる。
アクセス
JR手稲駅から徒歩約15分
営業時間
LUNCH 12:00 / DINNER 18:00(営業時間終了時間・定休日は記載なし)
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