
まゆパン工房
GALLERY
群馬県太田市に佇む「まゆパン工房」は、自家製天然酵母と国産小麦にこだわり、オーナーが一人で営む小さなパン工房です。「Bread Marché & Soothing Space」という屋号が示すように、パンを買う場所であるだけでなく、ほっと落ち着ける空間としての顔も持っています。
卵不使用を貫く、ひとつの出会い
まゆパン工房の全製品は卵を使用していません。これはもともと「卵を使わなくてもパンは焼ける」という気づきから始まった習慣でしたが、転機となったのは京都のフィンランド天然酵母パン専門店「キートス」での経験です。手づくり市への出店を通じてパンを焼いていた時代に、卵アレルギーの子どもたちを持つ保護者が多く訪れていることを知り、その後も卵不使用へのこだわりを守り続けています。上賀茂神社の手づくり市がオーナーの原点と語られており、関西での経験が今の工房の礎になっています。
なお、乳製品は一部製品に使用しています。天然酵母SCONEの生地、冬限定のシュトーレン、チーズを使ったパン、「くるミルキー」に使われる自家製ミルクバターなどがその例。乳製品アレルギーのある方は事前に問い合わせることをおすすめします。
「ワイルドで生命力あふれるパン」という美学
オーナーが理想とするのは、きれいに整った見た目のパンではなく「ワイルドで生命力あふれるパン」。これは工房のパン作りに対する姿勢そのものを表す言葉です。仕込み・酵母の管理・一部小麦の自家製粉と、営業日以外にも工房での作業は続き、その積み重ねが素材の力を最大限に引き出すパンへとつながっています。整然さより野性味を大切にするというブレないスタンスが、まゆパン工房ならではの個性を生んでいます。
朝の口福と「ガブリンチョ大賞」
オーナーは朝ごはんがとりわけ好きで、「口福(くちふく)」——口で感じる幸せ——という言葉を大切にしています。まゆパンで迎える朝の時間を「口福モーニング」と呼び、大きな口でガブリンチョと頬張る体験を来店者に届けたいというメッセージが工房の根底に流れています。
その思いがかたちになったのが「ガブリンチョ大賞」。大人も子どもも、パンに大きくかぶりついた「ガブリンチョ写真」を随時募集し、毎年元旦に前年の大賞を発表するユニークな企画です。写真はオーナーのパワーの源のひとつとも語られており、工房とお客さんが写真を通じてつながる温かいコミュニティが生まれています。
訪れる前に確認したいこと
営業日は多くなく、毎月営業カレンダーが公開されるので、訪問前に必ず確認が必要です。都合がつかない場合は発送にも対応しているので、遠方からでもまゆパンのパンを取り寄せることができます。
アクセス
群馬県太田市大島町935
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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