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栃木市郷土参考館

栃木市郷土参考館

※写真はイメージです。

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栃木市の蔵の街エリアに佇む郷土参考館は、江戸期に質商を営んでいた坂倉家の母屋と土蔵をそのまま保存・公開した建築文化財です。約200年の歳月を経てもなお、建設当時の姿をほぼ完全な形で今日に伝えており、江戸時代の商家建築の技術と知恵を間近で体感できる希少な場所となっています。入館は無料で、誰でも気軽に立ち寄ることができます。

江戸の職人技が宿る母屋の細部

母屋に一歩足を踏み入れると、格子のくぐり戸で構成された入口がまず目を引きます。土間から上がる框(かまち)は幅約15cm・高さ約40cmという独特の寸法で、鍵の手(L字型)に曲がるという特殊な造りです。現代の住宅ではまず見ることのない形状で、訪れる人の多くが立ち止まります。奥へ進むと土蔵へと続く珍しい造りの座敷があり、千本格子の障子は取り外しが自由にできる設計になっています。これらの細部は、江戸期の大工職人たちが機能性と意匠の両立を追求した証といえます。

商家の格式を物語る土蔵の建築技術

土蔵はこの施設の中でも特に見ごたえのある建物です。入口にはねずみ返しが設けられ、貴重な質物を守るための実用的な工夫が随所に施されています。床には二つの空気孔が造られており、土蔵内の湿度管理への意識がうかがえます。急傾斜の階段にはすべり止めが刻まれ、頭上を見上げると松の一本通しの梁と垂木が大空間を力強く支えています。

屋根もまた見逃せません。「井筒屋の井」をかたどった瓦が棟に据えられ、鬼瓦を備えた重厚な屋根は坂倉家の商家としての格式を今に示しています。さらに内雨戸式という当時としても手の込んだ設計が採用されており、これらすべてが建築当初のまま現存しているという事実は、全国的に見ても極めて稀なことです。

栃木の歴史と芸術を伝える館内展示

建物内には、栃木市の歴史を物語る資料や、栃木市ゆかりの芸術家による作品が展示されています。江戸の建築空間そのものを体験しながら、この地の文化や人々の営みに思いを馳せることができます。蔵の街として知られる栃木市の散策の途中で、ぜひ立ち寄りたい一軒です。

アクセス

栃木県栃木市倭町4-18。最寄駐車場:蔵の街第1駐車場、立体駐車場(現市役所裏)、旧警察署跡地

営業時間

9:00〜17:00、定休日: 月曜(祝日の場合翌日)、年末年始

料金目安

無料

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店舗詳細

価格帯
$
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日本語

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