
東道後温泉久米之癒
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久米地区一帯は古くから「東道後温泉郷」と呼ばれ、地域に根ざした湯文化が息づいてきた。その中心に位置する東道後温泉久米之癒は、安政時代の大地震に端を発する伝説と、源泉掛け流しの本物の湯を22時間提供する温浴施設だ。道後温泉とは一線を画す独自の泉質と、三玉石を軸にした体験型の仕掛けが、地元の常連からリピーターを生み続けている。
安政大地震が生んだ源泉の伝説
この施設の湯には、一般的な温泉地とは異なる来歴がある。安政時代に伊予地方を直撃した大地震の際、四国八十八ヶ所第四十九番札所・浄土寺の境内に突如として温泉が湧き出し、石段を滝のように流れ落ちたという。同じころ道後温泉の湯は止まり、地域の人々は湯の復帰を祈って浄土寺へお百度詣りに通い続けた。やがて湯は道後へ戻り、久米の地にはその源泉が定着した。この逸話が施設の礎となっており、単なる温浴スポットにとどまらない土地の記憶を体感できる場所となっている。
アルカリ性単純温泉の肌あたり
泉質はアルカリ性単純温泉で、入浴時に感じるぬめりが最大の特徴だ。このぬめりが肌の古い角質をやわらかく包み、洗い流した後のすべすべ感に直結する。神経痛・肩こり・関節痛への効果が期待できるとされるほか、美肌効果の高さも広く知られており、露天風呂や内湯で源泉掛け流しの湯をたっぷり楽しめる。
三玉石・三玉水という独自体験
施設の個性を際立たせるのが「三玉石」の活用だ。遠赤外線・マイナスイオン・ホルミシスの三つの作用を複合的に発揮するよう設計されたこの石は、岩盤浴・浴用・飲用と三通りの形で取り入れられている。なかでも「三玉水」と呼ばれる飲める温泉水は無料で提供されており、体の内側からのデトックスを後押しする。岩盤浴と組み合わせることで、発汗・美肌・リラクゼーションの効果を段階的に高めることができる。
サウナ・岩盤浴・ボディケアが揃う充実設備
温泉と岩盤浴に加え、サウナやボディケアも同敷地内で受けられる。汗をかいた後の施術や、食事処での休息まで、一度入館すれば完結できる構成になっている。長時間滞在を前提にした動線が整っており、近隣住民の日課として使うのはもちろん、観光の合間に立ち寄るにも適した規模感だ。
22時間営業・年中無休という利便性
営業時間は11:00から翌9:00までの22時間、定休日なしで通年営業している。深夜・早朝でも湯に浸かれるため、仕事帰りや旅の疲れを夜間に癒す使い方や、翌朝の出発前に朝風呂を楽しむ使い方にも対応できる。道後温泉本館とはまた異なる、地元の生活感が混ざり合う湯処として、松山滞在の選択肢に加える価値がある。
アクセス
伊予鉄横河原線「久米駅」より徒歩3分
営業時間
11:00~翌9:00(22時間営業)※年中無休
料金目安
大浴場:大人600円/子供200円、朝風呂:大人500円(4:00~9:00)
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