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公時神社
※写真はイメージです。

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箱根の仙石原に鎮座する公時神社は、あの「金太郎」のモデルとして名高い坂田公時(さかたのきんとき)を祭神として祀る、山麓の静かな社です。金時山(別名・公時山)の麓という立地そのものが、伝説の地を歩く旅人の心を揺さぶります。

金太郎伝説の舞台に立つ

坂田公時は平安時代後期の武士で、源頼光(みなもとのよりみつ)に仕えた「四天王」の一人として歴史に名を残しています。民間伝承では、この地の山で育った怪力無双の少年・金太郎がのちに成長して坂田公時になったとされており、神社はまさにその伝説が息づく場所に建っています。金時山への登山者が出発前に安全祈願に立ち寄る習慣は現在も続き、子供たちの健康を願う参拝者も年間を通じて絶えません。

国選択無形民俗文化財「湯立獅子舞」

公時神社最大の見どころは、毎年5月5日の子供の日に行われる「公時祭まつり」です。この祭りで奉納される「湯立獅子舞」は、安永5年(1776年)の江戸時代中期に伝承された伝統芸能で、国の選択無形民俗文化財に指定されています。

舞は全部で7つの演目で構成されています。宮舞・平舞・剣の舞・行の舞・宮めぐりの舞・釜めくりの舞・四方固めの舞の順に演じられ、全体の所要時間は約2時間。神前で沸かした湯を使う湯立神事と獅子舞が融合したこの芸能は、幽玄かつ力強い雰囲気を醸し出し、多くの参拝者が見守る中で奉納されます。250年以上にわたり受け継がれてきた舞の一場面一場面に、地域の信仰と祈りが凝縮されています。

本社・仙石原諏訪神社との深いつながり

公時神社は、仙石原の氏神として地域を守護する「仙石原諏訪神社」の末社です。本社である諏訪神社でも、毎年3月27日の例大祭に「湯立神楽」が奉納されます。こちらも同じく国選択無形民俗文化財に指定されており、仙石原という地が二社にわたってこの希少な無形文化を今日まで守り続けてきたことがわかります。春の諏訪神社の例大祭と初夏の公時祭まつりを合わせて訪れることで、この地域の信仰と芸能の全体像を深く体感できます。

登山と参拝をセットで

神社には参拝者専用の駐車場が整備されており、車でのアクセスにも対応しています。金時山の登山口に近い立地から、ハイカーが登山前後に足を止めて参拝するスタイルが自然と根付いています。山頂からは富士山の眺望が広がることでも知られる金時山。坂田公時ゆかりの地で安全を祈り、伝説の山へと歩みを進める体験は、箱根観光の中でも記憶に残る一場面となるでしょう。

アクセス

駐車場完備

営業時間

24時間営業

料金目安

無料

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