
うどん・そば料理 いなみ
GALLERY
兵庫県加古郡稲美町で1974年に創業し、半世紀をかけて磨き上げた味を守り続ける「うどん料理いなみ」と「そば料理いなみ」。北海道産の無漂白小麦粉を使ったすべて手打ちのうどん、厳選素材を使った無添加へのこだわり、そして年間8万人以上が訪れるほどの支持——稲美町を代表するこの老舗には、他ではなかなか出会えない固有の美味しさがある。
名物「天ころうどん」と特製出汁「香露」
看板メニューの「天ころうどん」を語るうえで欠かせないのが、「香露(ころ)」と呼ばれる特製出汁だ。かめの中でじっくりと熟成させ、その香りが容器の内側にまで染み込むほどに仕上げることが名前の由来。さらに一週間寝かせた「香露返し」をうどん出汁と合わせることで、重層的な深みが生まれる。
コシのある打ちたて・ゆがきたてのうどんにその出汁をたっぷり絡め、胡麻・卵黄・のり・天かす・わさびと、揚げたてサクサクの天ぷらを載せて仕上げた一杯は、1978年の誕生以来平日の昼でも行列ができるほどの人気を誇る。店が「0歳から食べられるうどん」を掲げるほど無添加にこだわり抜いた出汁は、子どもから高齢者まで安心して楽しめる。
そば料理いなみの鴨南蛮そば
2004年に開業した「そば料理いなみ」は、築80年の古民家を改装した落ち着いた空間で本格手打ちそばと日本料理を提供する。目玉は「鴨南蛮そば」。使用する鴨肉は、大阪・河内で明治初期から合鴨づくりを続ける「ツムラ本店」の「河内鴨」。丁寧に育て上げられた鴨肉は脂の甘みと旨みが格別で、口の中でとろけるような食感が持ち味だ。風味豊かな出汁としっかりした歯ごたえのそばが絡み合い、鴨の香りが引き立つ贅沢な一杯に仕上がっている。宴会や歓送迎会、法事など大人数の利用にも対応しており、幅広い用途で使える。
こだわりの人気サイドメニュー
「唐揚げ」は国内最高ランクとされる油を使用し、天ぷらを揚げた後の「育てた油」でさらに揚げることで素材の風味を深く染み込ませる。香ばしさとジューシーさが共存した一品で、夜には売り切れることもあるほどの人気だ。
「おでん」は国産の新鮮な野菜や練り物を使い、いなみうどん特製の濃い出汁が具材にしっかり染み渡る。注文が入ってから仕上げる丁寧な工程で、夏場でも売り切れるほど年中人気がある。添えられるのは播州独自の「しょうが醤油」で、地域の食文化と一体になった一皿だ。
「おいも豚のかつめし」は、加古川の名物料理をベースに宮崎県産ブランドポーク「おいも豚」を使い、特製デミグラスソースで仕上げたいなみ流の一皿。柔らかくジューシーな肉質と国内最高級の油で揚げたサクッとした衣、そしてソースの甘みが調和するボリューム感のある料理だ。
三世代・50年に渡る信念と歴史
1974年に初代・辻元光雄が開業して以来、「素材と製法に一切の妥協をしない」という信念は変わらない。国内産原材料へのこだわり、手打ちの継承、無添加製法——これらは時代が変わっても守られ続けてきた。1998年に会社組織化、2004年にそば店を開業、2017年には神戸・櫨谷に3号店を出店。2024年には3代目・辻元隆亮が代表に就任し、今も一族で味を継ぐ。紹介映像はYouTubeで合計240万回以上再生されており、その評判は稲美町にとどまらず広く知られている。
3店舗それぞれの個性
稲美町の「うどん料理いなみ」が天ころうどんを中心とした主力店なのに対し、向かいに立つ「そば料理いなみ」は築80年の古民家でそばと日本料理を提供する。食物アレルギーがある方にも安心して食事を楽しんでもらいたいという思いから開業された経緯もあり、両店それぞれに役割がある。神戸の「いなみころ 神戸櫨谷店」は築100年の古民家を再生した店舗で、稲美町から離れた神戸でも天ころうどんを味わえる場として定着している。
アクセス
兵庫県加古郡稲美町国岡6丁目221-1。最寄駅の情報は公式サイトに記載なし
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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