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金沢市立玉川図書館

金沢市立玉川図書館

Photo: 金沢市 / CC BY 2.1 jp / Wikimedia Commons
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金沢市の中心部、金沢駅から徒歩圏内に位置する金沢市立玉川図書館は、長年にわたり市民の知的生活を支えてきた歴史ある図書館です。江戸時代から続く加賀百万石の文化的土壌を持つ金沢において、地域の知の拠点として多くの市民に親しまれてきました。ただし、令和7年(2025年)6月末をもって本館は休館となっており、利用の際は最新情報をご確認ください。

金沢の知的文化を担ってきた市立図書館

金沢市立玉川図書館は、石川県金沢市玉川町に所在し、金沢市図書館ネットワークの中核を担ってきた施設です。泉野図書館、玉川こども図書館、金沢海みらい図書館など複数の分館を有する金沢市図書館群のなかで、玉川図書館は長らく本館的な役割を果たしてきました。

金沢市は古くから学問や文化を重視するまちとして知られており、江戸時代の加賀藩主・前田家による文化振興の伝統は現代にも受け継がれています。玉川図書館は、そうした金沢の文化的背景のもとで市民の読書活動や調査研究を支援し、幅広い世代が利用する場として地域に根ざしてきました。一般書・専門書はもちろん、郷土資料や行政資料なども充実しており、金沢・石川に関する情報を調べたい方にとって重要な情報資源として機能してきました。

近世史料館との連携——加賀藩の史料が眠る場所

玉川図書館の大きな特徴のひとつが、同施設内(または隣接する形)で運営されてきた近世史料館との連携です。近世史料館は、加賀藩政期の古文書や歴史的史料を収蔵・公開する専門施設であり、歴史研究者や郷土史に関心を持つ市民にとって欠かせない場所となっています。

令和7年(2025年)7月には、玉川図書館本館が休館となった後も、近世史料館は閲覧等のサービスを再開しており(令和7年7月8日再開)、金沢の歴史に触れたい方は引き続き利用できる状況にあります。また、令和8年度(2026年度)には近世史料館において「古文書講座」の受講生募集も行われており、一般市民が古文書の読み方や歴史資料の扱い方を学ぶ機会が提供されています。地域の歴史を一次資料から学べる貴重なプログラムとして、歴史好きや研究者から高い関心を集めています。

市民の学びを支える多彩なイベント・サービス

玉川図書館をはじめとする金沢市図書館では、蔵書の貸し出しや閲覧にとどまらず、市民の学びを豊かにするさまざまなサービスが展開されてきました。インターネットを通じた蔵書検索・予約機能(マイライブラリ)が整備されており、自宅にいながら読みたい本を検索・取り置きすることができます。

また、各館では定期的にイベントや展示が開催されており、子ども向けのおはなし会、映画会、古文書講座など、年齢やニーズに応じた学習機会が豊富に提供されています。さらに、電子書籍サービス「かなざわ偉人物語」の提供や、自動車文庫による巡回サービスなど、図書館に来館できない市民へのアウトリーチにも積極的に取り組んできた点が注目されます。

学習室(2階)も設置されており、静かな環境で読書や調査研究に集中したい方にとって使いやすい空間が確保されていました。なお、館内には喫茶室「ハスネカフェ」も設けられており、学習の合間に休憩できる場としても親しまれていましたが、こちらも令和7年6月に休業となっています。

玉川こども図書館——子どもたちの読書の場

玉川図書館に隣接する形で運営されている玉川こども図書館は、現在も稼働を続けている子ども専門の図書館施設です。令和8年(2026年)3月には入館者50万人を達成するなど、地域の子どもたちに広く利用されており、その人気ぶりがうかがえます。

玉川こども図書館では、毎月定期的なおはなし会が開催されているほか、「子どもサポーターズクラブ」のメンバー募集や、「パパママ読書応援託児」サービスなど、乳幼児を持つ保護者が安心して利用できる工夫も充実しています。託児サービスは毎月開催されており、小さな子どもがいても読書や調査の時間を確保できると保護者から好評を得ています。また、子ども向けの図書館活用プログラムとして「図書館使いたおし企画」なども企画されており、図書館を通じた情報リテラシー教育にも積極的に取り組んでいます。

絵本・児童書・読み聞かせ向け資料が豊富に揃い、子どもが本に親しむ最初のきっかけとなる場所として、地域の教育環境を支える重要な存在となっています。

アクセスと周辺環境

金沢市立玉川図書館の所在地は石川県金沢市玉川町2番20号で、金沢駅東口から徒歩でアクセスできる立地にあります。金沢駅は北陸新幹線の停車駅でもあり、交通の利便性は高く、市内各地からバスでのアクセスも比較的容易です。

周辺には金沢市の行政施設や文化施設が集まっており、まちなか探訪と合わせて訪れやすい環境が整っています。歴史的な城下町の面影を残す金沢の市街地に位置していることもあり、観光で訪れた方が地域の歴史や文化を深く知るための立ち寄りスポットとしても機能してきました。

駐車場については、玉川こども図書館の駐車場で入口変更等の対応が行われている(令和7年7月案内)ため、車での来館を予定している方は事前に最新情報を確認することをおすすめします。

利用にあたっての注意点

前述のとおり、金沢市立玉川図書館の本館は令和7年(2025年)6月末をもって休館しており、現在は直接の来館による図書貸出等のサービスは停止しています。本館休館に伴い、図書等の利用方法も変更となっているため、利用を希望される方は金沢市図書館の公式ウェブサイトや電話(076-221-1960)にて最新の情報をご確認ください。

一方で、近世史料館の閲覧サービスや玉川こども図書館は継続して運営されており、近世史料館の古文書講座など学びのプログラムも提供されています。また、金沢市図書館全体のインターネットサービス(蔵書検索・予約)は引き続き利用可能で、他の分館(泉野図書館、金沢海みらい図書館など)での資料利用に切り替えることもできます。玉川図書館が長年にわたって積み上げてきた蔵書と学習支援の文化は、金沢市の図書館ネットワーク全体を通じて市民に継承されています。

アクセス

金沢駅から徒歩圏内

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