
湯野浜温泉 足湯
GALLERY
湯野浜温泉の海岸沿いに整備された足湯は、1000年の歴史を誇る温泉郷の「顔」ともいえる無料の公共施設です。湯野浜コミュニティセンター「コスパ」の前に位置し、宿泊客でなくても気軽に源泉の湯に足を浸けられる貴重なスポットとして、地元住民と旅人の双方に親しまれています。
亀が導いた、平安時代からの湯
湯野浜温泉の起源は平安時代中期、天喜年間(1053〜58年)にさかのぼります。海辺で湧き出す湯の中に亀が身を沈め、傷を癒していたという伝説が温泉発見のきっかけとされており、その歴史はすでに約1000年。足湯に足を浸けるたびに、この長い歴史の連なりをじんわりと感じることができます。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で、慢性皮膚病や神経痛、慢性胃腸病などへの効能が知られています。
バリアフリー設計で、誰もが使える足湯
この足湯の大きな特長のひとつが、バリアフリー設計が施されている点です。段差に配慮した構造により、高齢の方や車椅子利用者も安心して温泉を楽しめます。「温泉に来たけれど入浴は難しい」という方にとって、足だけでも源泉に触れられるこの場所は、心強い受け皿になっています。
飲泉所で、内側からも温泉を
足湯のそばには飲泉所も設けられており、源泉水を直接飲むことができます。外側から温める足湯と、内側から体に取り込む飲泉——ふたつの体験をセットで味わえるのは、ここならではの楽しみ方です。同じ「コスパ」施設内には下区公衆浴場もあり、もう少し本格的に入浴したい場合にも対応しています。
夕暮れに染まる日本海と、日本の夕陽百選
湯野浜海岸は「日本の夕陽百選」に選ばれたエリアです。足湯に浸かりながら視線を上げると、広大な砂浜と日本海が広がり、季節によっては水平線に沈む夕日が空と海を赤く染める光景が目の前に펼칩니다。日の入り時刻は月によって異なり、夏の盛りには19時頃まで明るさが続くため、夕食前のひとときに立ち寄るのも一つの選び方です。
周辺の見どころと組み合わせて
湯野浜エリアには、日本最大級のクラゲ展示で知られる加茂水族館、禅宗の名刹・善宝寺、通年で利用できる屋内プール「スパール」、ゴルフ場「湯野浜カントリークラブ」など多彩な施設が揃っています。4月下旬から11月上旬にかけては温泉朝市も開かれ、地元の海産物や庄内米などが並びます。レンタサイクル「輪亀(WAKAME)」を使えば、海沿いを風を感じながら巡ることもできます。足湯はこれらの観光動線の中心に位置しており、散策の出発点や休憩地点として気軽に立ち寄れる場所です。
アクセス
湯野浜コミュニティセンター「コスパ」前。JR鶴岡駅より「湯野浜温泉」行きバスで約40分。車は庄内空港ICより約10分。
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