
武家屋敷安間家史料館
GALLERY
江戸時代の武士の暮らしを現代に伝える丹波篠山の生きた史料館。天保元年(1830年)以降に建てられた安間家の屋敷は、現在も建築当初の姿をほぼそのままに留め、訪れる者を江戸時代の篠山城下町へと誘う。
茅葺き曲屋に息づく江戸の建築美
安間家史料館の建物は、入母屋造・茅葺き屋根の「曲屋(まがりや)」形式という、江戸時代の武家建築の特徴をよく示す造りとなっている。間口6間半(約13メートル)、奥行7間半(約15メートル)という規模は、当時の武士住宅として標準的な寸法であり、ひとつの家族が生活する空間の実態を体感できる。その保存状態の良さが高く評価され、平成6年(1994年)3月に丹波篠山市の指定文化財に登録された。公開前には平成6年10月から翌平成7年3月にかけて全面的な改修工事が行われており、構造を守りながら史料館として見学しやすい環境が整えられている。
禄高12石「徒士」の暮らしを追体験する
展示の面白さは、建物の主人であった安間家の社会的立場が明確に記録されている点にある。天保8年頃の記録によれば、安間家の禄高は12石3人扶持。「徒士(かち)」と呼ばれる身分で、騎乗を許されない下級武士の一家であった。上士でも下士でもない、城下町を支えた中間層の武家がどのような生活を営んでいたのか――館内に展示された古文書、食器類、家具といった日常の品々がそれを静かに物語る。将軍や上位の武士ではなく、「ふつうの武士」の暮らしに焦点を当てた展示は、武家社会の全体像を理解するうえで貴重な視点を与えてくれる。
篠山藩ゆかりの武具・資料も一堂に
安間家に伝わる品々に加え、その後の寄贈によって篠山藩ゆかりの武具や歴史資料も収蔵・展示されている。藩政期の地域史に関心を持つ研究者や歴史ファンにとっても見応えのある内容だ。古文書や武具を実物で見られる機会は限られており、ガラス越しに間近で確認できる環境は貴重といえる。
城下町4館をめぐる共通入館券が便利
篠山城下町エリアには、歴史美術館・篠山城大書院・青山歴史村(デカンショ館)と安間家史料館を合わせた4つの文化施設が集中している。4館共通入館券(大人1,000円・2日間有効)を利用すれば、個別購入より大幅にお得に全館を巡ることができる。2館のみを選べる2館共通入館券(大人800円)も用意されており、滞在時間や興味に応じて組み合わせを選べる柔軟な設計になっている。半日かけて城下町の歴史施設をまとめて訪ねるプランを立てる際の起点としても最適な場所だ。
アクセス
JR福知山線「篠山口駅」から神姫グリーンバス篠山営業所行「二階町」バス停下車 徒歩15分 舞鶴若狭自動車道「丹南篠山口I.C.」より東へ約10分
営業時間
9:00~17:00
料金目安
大人(18歳以上) 500円 / 高校生以下 300円 団体割引(20名以上):大人 400円 / 高校生以下 200円 4館共通入館券:大人 1000円 / 高校生以下 600円(2日間有効)
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店舗詳細
- 価格帯
- $$
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- 現金
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