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金沢のユニーク宿泊体験|石川県ならではの泊まれる場所
宿泊
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金沢のユニーク宿泊体験|石川県ならではの泊まれる場所

金沢を旅するなら、宿泊先選びにもこだわりたいものです。石川県の金沢には、湯涌温泉の風情ある温泉旅館から金沢駅前のモダンなシティホテル古民家を活かしたゲストハウスまで、旅のスタイルに合わせた多彩な宿泊施設が揃っています。小松空港からリムジンバスで約60分、北陸新幹線では東京から約2時間半で到着した旅人を迎えてくれるのは、石川県ならではのおもてなしの心です。冬は雪が多く鉛色の曇天が続きますが、春と秋は穏やかな好天に恵まれ、季節ごとに表情を変える犀川や卯辰山を眺めながらの滞在は、何物にも代えがたい贅沢といえるでしょう。人口約46万人の金沢は、宿泊施設の選択肢が豊富でありながら、大都市のような混雑感がないのも大きな魅力のひとつです。

湯涌温泉の温泉旅館で至福のひととき

金沢周辺で最も人気の宿泊エリアが湯涌温泉です。金沢駅からバスや車で約30〜60分のアクセスで、渓谷沿いや高台に風情ある温泉旅館が点在しています。一泊二食付きの料金は15,000円〜35,000円が中心帯で、露天風呂付き客室は25,000円〜50,000円。地元食材をふんだんに使った懐石料理は宿の自慢で、加賀料理の代表格である治部煮や焼き魚に香の物を添えた品々が、季節替わりで丁寧に提供されます。

チェックインは15時、チェックアウトは10時〜11時が一般的。到着後すぐに温泉に浸かり、夕食まで庭園や里山の眺めを楽しみながら寛ぐのが理想的な過ごし方です。朝風呂も格別で、朝6時からの入浴は宿泊者だけの特権。肌がなめらかになると評判の弱アルカリ性の湯にゆっくり浸かれば、旅の疲れが芯からほぐれていきます。「アニメ『花咲くいろは』の舞台になった温泉地」として知られ、アニメファンにとっても聖地巡礼の宿泊先として人気が高まっています。

金沢駅周辺のシティホテル

観光の拠点として便利なのが金沢駅周辺のシティホテルです。ビジネスホテルは素泊まり5,000円〜8,000円、朝食付きプランで7,000円〜10,000円が相場。シティホテルは8,000円〜15,000円で、広めの客室と充実したアメニティが魅力です。金沢駅から徒歩5分圏内に10軒以上のホテルが集まっており、兼六園金沢21世紀美術館、片町・木倉町の飲食街へのアクセスも抜群です。

多くのホテルで大浴場やサウナが完備されており、観光後の疲れをじっくりと癒やせます。朝食バイキングでは石川県名物料理が並ぶホテルもあり、加賀料理やきんつば、地元の酪農家が手がける牛乳を朝から楽しめるのは嬉しいポイントです。早割プラン(28日前予約)なら通常料金の20〜30%オフで宿泊できる場合も多く、計画的な予約が節約の鍵になります。近年は外資系ブランドホテルの進出も相次いでおり、国際水準のサービスと金沢らしい内装を融合させた施設も増えています。

古民家・ゲストハウス・グランピング──個性派の宿

金沢にはユニークな宿泊体験ができる施設が急増しています。築100年以上の町家や古民家を丁寧に改装したゲストハウスは一泊4,000円〜8,000円。石川県の伝統的な暮らしを体感できる囲炉裏のある共用リビングや、加賀百万石文化を感じさせる欄間・格子戸の意匠が旅人を迎えてくれます。ドミトリーからプライベートルームまで選択肢があり、バックパッカーから家族旅行まで幅広い層に対応しています。共用スペースでは他の宿泊客との交流が生まれ、地元ならではの情報交換ができるのも魅力です。

グランピング施設は一泊二食付きで15,000円〜25,000円が相場で、自然豊かな能登や加賀の里山に立地するスポットが注目を集めています。専用のドーム型テントやコテージには冷暖房・ベッド・照明が完備され、アウトドアが初めての方でも安心して非日常を体験できます。また、宿坊体験(一泊二食付き8,000円〜12,000円)では早朝のお勤めや精進料理を通じて、日本の精神文化と向き合う静謐な時間が得られます。兼六園から車で30分ほどの山間にある禅寺での滞在は、デジタルデトックスを求める旅行者から特に高い評価を集めています。

金沢ならではの「泊まる」体験を深掘り

金沢の宿泊文化において特筆すべきなのが、工芸体験と宿泊をセットにした「体験型ステイ」の充実です。加賀友禅の手描き体験や九谷焼の絵付け、輪島塗の箸づくりなどのワークショップを宿泊プランに組み込んだ旅館・ホテルが増えており、旅の思い出をモノとして持ち帰れる点が好評です。なかには宿泊者専用の工房見学ツアーを実施している施設もあり、職人の技を間近で見学できる機会は観光地を巡るだけでは得られない体験です。

また、金沢は「食の都」としても名高く、片町・木倉町エリアには居酒屋から割烹まで多彩な飲食店が集積しています。宿でチェックイン後に夕食なしプランを選び、街の食文化を自由に探索するスタイルも人気です。深夜まで営業する屋台や、能登の地酒を揃えた角打ちバーを梯子酒しながら巡れば、金沢の夜の顔も存分に楽しめます。

宿選びのコツと予約のベストタイミング

金沢での宿泊を最大限に楽しむための実用情報をまとめます。人気の温泉旅館は2〜3ヶ月前の予約が基本で、金沢百万石まつり(6月第一週末)や紅葉シーズン(10〜11月)は半年前でも満室になることがあります。逆に閑散期(1〜2月、梅雨の6月中旬)は割引プランが充実し、通常の30〜50%オフで宿泊できることも少なくありません。

宿泊サイトの口コミは参考になりますが、金沢の場合は石川県観光連盟の公式サイトや各宿の公式予約ページも確認するとよいでしょう。公式直予約は仲介手数料がかからない分、サービスのアップグレードや特典が付くケースがあります。湯涌温泉エリアと金沢駅周辺のどちらに泊まるかは旅のスタイル次第ですが、初日は金沢駅近くのホテルに連泊して観光を満喫し、最終日だけ湯涌温泉の旅館でゆったり過ごすプランは効率と情緒を両立できる人気コースです。チェックイン前やチェックアウト後の荷物預かりサービスを活用すれば、身軽に兼六園金沢21世紀美術館を回れます。いずれの宿泊スタイルを選んでも、石川県・金沢ならではのおもてなし文化がその旅を豊かに彩ってくれるはずです。

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Written by

加藤 誠

不動産アドバイザー

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