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杜の都・仙台で愛犬と歩く|緑の公園と広瀬川、冬の散歩の心得
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杜の都・仙台で愛犬と歩く|緑の公園と広瀬川、冬の散歩の心得

「杜の都」を、愛犬と歩く

仙台が「杜の都」と呼ばれるのは、戦災からの復興のなかで街路樹を植え育ててきた歴史があるからです。その象徴が、西公園と勾当台公園を結ぶように約700mのケヤキ並木が続く定禅寺通。中央には幅の広い緑道(プロムナード)が走り、ベンチや彫刻を眺めながらリードを持って歩けます。並木の足元はアスファルトと敷石なので、夏の地面の熱さには注意しつつ、木陰を選んで歩けば、街なかとは思えない涼やかさです。

仙台のいいところは、こうした「街の緑」と「川の自然」と「郊外の森」が、いずれも犬連れで楽しめる距離に揃っていること。この記事では、実際に愛犬と歩ける仙台市内のスポットを地区ごとに紹介し、最後に雪国・仙台ならではの冬の散歩の注意点をまとめます。なお、ここで挙げる公園はいずれもリードの着用が前提で、糞は必ず持ち帰るのがマナーです。

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中心部の川辺を歩く ── 広瀬川

仙台市の中心部を貫いて流れる広瀬川は、市民が最も気軽に散策を楽しむ川です。河岸には敷石を施した遊歩道が整備された区間があり、散歩する人、ジョギングする人に交じって、愛犬を連れた人の姿もよく見かけます。

川面と崖(河岸段丘)が織りなす景色は、街なかにいることを忘れさせてくれます。中心部からアクセスしやすいので、観光や買い物のあいだの「ちょっとひと歩き」にちょうどよい場所です。河川敷は足元が砂利や草地のところもあり、雨後はぬかるみやすいので、犬の足を拭くタオルを持っておくと安心。増水時は水際に近づかないなど、川ならではの注意も忘れずに。

仙台最大の森の公園 ── 水の森公園(泉区・青葉区)

本格的に森を歩きたいなら、水の森公園へ。仙台市内に10カ所ある風致公園のなかで最大、面積は約103ヘクタールに及び、泉区と青葉区にまたがります。園内には丸田沢堤三共堤という2つの堤(ため池)があり、それを囲む森林が大半を占めるのが特徴です。

堤のまわりや森のなかには散策路が張りめぐらされ、全長約1.7kmのウォーキングコースも整備されています。犬と一緒に歩ける園路があり、春はカタクリやヤマザクラ、秋は紅葉と、四季の移ろいを足で感じられるのが魅力。アップダウンのある土の道は、平坦な河川敷とはまた違ったよい運動になります。北端の上谷刈入口には無料の駐車場(100台以上)が隣接し、車でのアクセスもしやすい立地です。森のなかは見通しが利かない区間もあるので、リードはしっかり短めに持ちましょう。

震災から再生した海辺の公園 ── 海岸公園(若林区)

仙台の犬連れスポットとして外せないのが、若林区井土の海沿いにある海岸公園です。なかでも冒険広場は、東日本大震災の大津波で大きな被害を受けたエリアを再整備して生まれ変わった場所。広場には築山状の高さ15.5mの高台(展望台)があり、震災当日にはここへ避難した5名の命が救われ、のちに仙台市の震災復興計画が掲げる「避難の丘」のモデルになりました。

いまは迫力あるローラースライダーやふわふわどーむなど子どもの遊具が並び、どろんこになって遊べるエリアもある、手づくり感のある公園です。犬の同伴も可能で、海沿いの開けた風景のなかをのびのびと歩けます。海風が気持ちよい一方で、海辺は日差しを遮るものが少ないため、夏は朝夕の涼しい時間帯が安心。営業時間や定休日(火曜など)が設定されている区画もあるので、訪れる前に確認しておくとスムーズです。震災の記憶をとどめるこの場所を、犬とともにゆっくり歩いてみてください。

立入ルールに注意したい公園 ── 七北田公園(泉区)

泉中央駅にほど近い七北田公園は広々として歩きやすい公園ですが、ひとつ覚えておきたいルールがあります。園内の「わんぱく広場」へは犬の立入が禁止されていること。これは犬のふん尿の衛生面を心配する利用者の声を受けた措置で、立入制限区域以外であればリードをつけて利用できます

仙台では公園ごとに「犬OKの区域」と「禁止の区域」が分かれているケースがあり、子どもの遊び場や芝生の一部が制限されていることも珍しくありません。入口の看板や園内表示をひと目確認してから歩き始めるのが、トラブルを避けるいちばんの近道です。

ドッグランで思いきり走らせたい日

リードを外して走らせたいときは、ドッグランのある施設が便利です。仙台市内では、商業施設に併設された無料スペースや、有料で小型犬・大型犬のエリアが仕切られた公園のドッグランなどが利用できます。

いずれの施設も、利用時に狂犬病予防接種や混合ワクチン接種の証明書の提示を求められるのが一般的です。料金体系や利用条件(登録料・1回ごとの利用料など)は施設によって異なるため、初めて行く際は事前に公式情報を確認しておきましょう。混雑する週末は、相性の合わない犬同士のトラブルにも気を配って。

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仙台の冬の散歩 ── 雪と凍結、肉球を守る

仙台の散歩で最も気をつけたいのが冬です。仙台は東北の太平洋側で豪雪地帯ほどではありませんが、それでも冬は朝晩の冷え込みが厳しく、路面の凍結や積雪が起こります。雪と寒さは、愛犬の足元に思わぬ負担をかけます。

凍結と肉球ケア。 凍った路面や雪道を長く歩くと、肉球の血行が悪くなってしもやけ(凍傷)を起こすことがあります。雪国の犬は足のトラブルを経験しやすいといわれ、犬用の靴や靴下で保護するのもひとつの方法です。

融雪剤に注意。 仙台でも坂道や橋、歩道に凍結防止のための融雪剤がまかれることがあります。主成分の塩化カルシウムは、肉球に付着すると赤くなったり、ただれの原因になることがあり、犬が舐めとると胃腸を刺激してしまいます。散歩から帰ったらぬるま湯で足先をていねいに洗い流し、タオルでよく乾かして保湿してあげると安心です。

寒い日の歩き方。 凍結した路面は人も犬も滑りやすいので、走らせず、ゆっくり歩くのが基本。短毛種や小型犬は防寒着を着せ、散歩は日が高く比較的暖かい時間帯を選ぶとよいでしょう。雪が積もった日は、定禅寺通や広瀬川沿いがいつもと違った静かな雪景色になり、愛犬との散歩を特別なものにしてくれます。

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歩く前に、ひとつだけ

仙台で愛犬と歩くなら、合言葉は「リードと、ふんの持ち帰り」。杜の都の緑も、再生した海辺の公園も、地域の人たちが大切に守ってきた場所です。マナーを守れば、街なかのケヤキ並木から泉区の森、若林区の海辺まで、四季それぞれの仙台を犬とともに楽しめます。冬は肉球ケアを忘れずに、自分と愛犬に合ったお気に入りの一本道を、ぜひ仙台で見つけてください。

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Written by

木村 さくら

地域プロモーター

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