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岡山の名所を巡る一日|岡山後楽園から始まる岡山県観光
観光・体験
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岡山の名所を巡る一日|岡山後楽園から始まる岡山県観光

岡山は岡山県を代表する観光都市として、年間を通じて多くの旅行者を魅了し続けています。岡山後楽園を中心に歴史的な名所が点在し、旭川と操山の穏やかな丘陵が織りなす自然の美しさも大きな魅力です。岡山空港からリムジンバスで市内まで約30分というアクセスの良さに加え、「晴れの国」と呼ばれるほど晴天率が高く温暖という気候条件のもと、どの季節に訪れても新たな発見があります。人口約72万人を擁するこの都市には、日本三大名園のひとつに数えられる特別名勝から庶民の台所まで、見どころが凝縮されています。

岡山後楽園と岡山城を一日で制覇する

岡山観光の起点となるのが、日本三大庭園のひとつ「岡山後楽園」です。延宝6年(1678年)から14年の歳月をかけて造られたこの大名庭園は、約14万平方メートルの敷地に曲水・茶屋・広大な芝生広場が配された格調ある空間です。岡山駅からのアクセスも良好で、路線バスで約15分(料金160円)、タクシーなら約10分(1,000円前後)で到着します。入場料は一般410円、65歳以上は140円と良心的で、所要時間は60〜90分ほど。朝9時の開場直後が最も空いており、ゆっくりと見学できます。

園内の「流店(ながれや)」は特に必見で、水路の中に奇石が配された涼やかな東屋として知られています。春は枝垂れ桜と菜の花、夏は蓮の花と蛍、秋は彼岸花と紅葉、冬は霜景色と、四季それぞれに趣が変わります。後楽園に隣接する岡山城(別名「烏城」)とはセット割引(一般640円)が利用でき、天守閣最上階からは市街と後楽園の全景が一望できます。夕暮れ時の眺望は格別で、旭川越しに望む庭園の緑と城郭の黒が美しい対比を見せてくれます。

吉備津神社と備中国の古代ロマン

岡山を語るうえで欠かせないのが備中地域の神社仏閣です。なかでも「吉備津神社」は全国300社余りある吉備津神社の総本社として知られ、日本唯一の比翼入母屋造(吉備津造)の本殿・拝殿は国宝に指定されています。岡山駅からJR吉備線で約30分(330円)の吉備津駅から徒歩約3分。境内は無料で参拝でき、御朱印(500円)を求める行列ができることも珍しくありません。全長約360メートルに及ぶ「回廊」は、屋根が連続する独特の構造が幻想的な雰囲気を醸し出し、映画やドラマのロケ地としても人気です。

吉備津神社から徒歩圏内の「備中国分寺」も見逃せません。五重塔が広大な吉備路の田園風景にそびえる姿は岡山を代表する絶景のひとつで、菜の花咲く春と稲穂が黄金色に染まる秋が特に人気の撮影シーズンです。後楽園・岡山城とは異なる、古代吉備国の歴史の深みを感じさせてくれる場所です。

大原美術館と倉敷美観地区でカルチャーを満喫

文化的な観光を求めるなら、倉敷市の「大原美術館」とその周辺が外せません。岡山駅から山陽本線で約15分(340円)の倉敷駅から徒歩約10分。昭和5年(1930年)開館の日本初・西洋美術中心の私立美術館で、エル・グレコの《受胎告知》やモネの《睡蓮》など世界的名画を所蔵します。入館料は一般2,000円で、音声ガイド(500円)を活用するとより深く鑑賞できます。

美術館を核に広がる「美観地区」は、白壁の土蔵と柳並木が続く江戸・明治期の町並みが保存されたエリアです。倉敷川沿いを人力車(約15分・2,500円)でめぐると、映画のセットのような風景を優雅に楽しめます。カフェやクラフトショップが軒を連ね、散策しながら岡山デニム製品や倉敷ガラスといった地域工芸品をお土産にするのもおすすめです。

食で巡る岡山県のソウルフード

岡山観光には食文化の探訪も欠かせません。岡山のソウルフード「デミカツ丼」は、揚げたてカツレツにビーフ入りデミグラスソースをかけた洋食感覚の丼料理です。市内の複数の老舗が「元祖」を名乗るほど市民に愛されており、価格は900円〜1,500円が相場。ランチタイムは行列必至の店も多く、早めの入店を心がけましょう。

もうひとつの名物「ばら寿司」は、岡山藩の「一汁一菜令」に対して庶民が具材を酢飯の中に隠した故事に由来するとも伝わる祭り寿司です。エビ・穴子・蓮根など海山の幸を贅沢に散りばめた豪華な見た目が特徴で、仕出し店や寿司屋では1,500円〜2,500円ほどで提供されています。季節になれば駅周辺の市場で岡山産の白桃やマスカットも手頃な価格で入手でき、「フルーツ王国・岡山」の底力を実感できます。

穴場スポットと地元のおすすめ

観光客に知られていない穴場も岡山の醍醐味です。旭川沿いの遊歩道は地元民の散歩コースで、後楽園の対岸を歩くと観光地と思えない静かな時間を過ごせます。川辺のベンチで旭川と操山の丘陵を眺めながらコーヒーを一杯、というのが地元流の午後の過ごし方です。

8月下旬に開催される「うらじゃ」は、桃太郎伝説の鬼をモチーフにした岡山最大の夏祭りで、約2万人が参加するダンスパレードはエネルギッシュな迫力があります。表町商店街の裏通りにはレトロな喫茶店が点在し、400〜600円のコーヒーで昭和の雰囲気を満喫できます。市内から車で約1時間の「湯郷温泉」は美肌の湯として名高い県内最大の温泉地で、日帰り入浴(800円〜1,500円)で旅の疲れを癒やすことも可能です。

観光の実用ガイドとモデルコース

岡山観光を効率よく楽しむための実用情報をまとめます。おすすめの一日モデルコースは以下の通りです。

  • 午前:岡山後楽園(9:00〜10:30)→ 岡山城(10:30〜12:00)
  • 昼食:市内でデミカツ丼(12:00〜13:00)
  • 午後:倉敷・大原美術館&美観地区(13:30〜16:30)
  • 夕食:表町エリアでばら寿司または地魚料理(17:00〜)

移動は岡山市内の一日乗車券(600〜800円)が便利で、主要観光地をほぼカバーしています。倉敷へはJR利用(片道340円・15分)が最も快適です。お土産の定番はきびだんご(1箱800円〜)、備前焼の小物(1,500円〜)、白桃ゼリー、岡山産ワインなどで、いずれも岡山駅構内の土産店で購入できます。岡山駅の観光案内所(9時〜18時)では多言語対応のパンフレットと当日の混雑情報を無料で入手できるので、出発前に立ち寄ることをおすすめします。

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Written by

小林 拓也

アウトドアガイド

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