メインコンテンツへスキップ
SOROU.JP日本全国情報ポータルサイト
京都を子連れで楽しむ食とおでかけガイド|梅小路の芝生ピクニックから錦市場の食べ歩きまで
学び
7分で読める

京都を子連れで楽しむ食とおでかけガイド|梅小路の芝生ピクニックから錦市場の食べ歩きまで

京都の子連れ旅は「食べる場所」から考えると楽になる

寺社や町並みの美しい京都ですが、小さな子ども連れだと「ベビーカーで入れるか」「お昼はどこで食べるか」「ぐずったら逃げ込める屋内はあるか」が旅の成否を分けます。京都で心強いのは、水族館・鉄道博物館・動物園・科学センターといった子どもが主役になれる公共施設が市内に点在し、そのどれもが芝生や公園とセットになっていること。お弁当を広げられる場所を起点に一日を組み立てると、京都の子連れおでかけはぐっと回しやすくなります。まずは食事のしやすさで拠点を選ぶ——それがこの街を家族で歩くコツです。

梅小路エリア — 芝生にお弁当を広げる一日拠点

子連れ京都の鉄板が、京都駅から塩小路通を西へ徒歩15分ほど、JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅すぐの梅小路公園です。広々とした芝生広場があり、ここにレジャーシートとお弁当を広げれば、それだけで子どもは大満足。夏には浅い「河原遊び場」で水遊びもでき、着替えとタオルを忘れなければ半日は遊べます。

同じ敷地に京都水族館京都鉄道博物館が隣接しているのが梅小路の強みです。水族館のペンギンエリアは全体がスロープになっていて、ベビーカーや小さな子でも目の高さで観察できます。鉄道博物館は実物車両54両を収める国内最大級で、電車好きの子なら一日いても飽きません。食事は、公園内のレストランやテイクアウトを利用して芝生で食べるのが身軽。施設の館内にも飲食スペースがあるので、天候や子どもの機嫌に合わせて「外で食べる/中で食べる」を切り替えられます。

岡崎エリア — 動物園と、子連れに優しい食事事情

平安神宮の大鳥居がそびえる岡崎エリアには、ゴリラ一家で知られる京都市動物園があります。園内には小さな子向けの遊園地コーナーや図書館カフェもあり、就学前後の子にちょうどいい規模感。隣には京セラ美術館やロームシアターが建ち並びます。

このエリアが子連れにありがたいのは、美術館やホールに授乳室・おむつ替えスペースが整っていること。動物園内にはビュッフェ形式のレストランもあり、好き嫌いの多い子でも自分で選べます。パンや軽食をテイクアウトして、岡崎公園や琵琶湖疏水沿いのベンチで食べるのも気持ちのいい過ごし方。価格はテイクアウトのパンや軽食なら一つ数百円が目安で、家族の人数が増えても財布に優しいのが助かります。

京都の味を、子どもと一緒に

京都の食というと敷居が高そうですが、実はやわらかくて薄味の料理が多く、子どもと相性がいいのが京料理の隠れた魅力です。代表格が湯葉・豆腐・生麩(なまふ)。とろりとした湯葉や、もっちりした生麩は、まだ噛む力の弱い小さな子でも食べやすく、出汁ベースの薄味なので塩分も控えめです。家庭料理のおばんざいも、煮浸しや炊いたん(煮物)が中心で刺激が少なく、取り分けて食べさせやすい一品が揃います。

こうした湯葉やおばんざいを出す店は市内に多くありますが、ランチの定食は目安として千数百円前後。子ども用の取り皿やお茶を頼めるか、座敷席があるかを予約時に確認しておくと安心です。京野菜の炊き合わせなど、家では食べない野菜を子どもが口にするきっかけにもなります。

おたべ手づくり体験 — 食べられるおみやげを自分で作る

京都の和菓子は甘さがやさしく、子どものおやつにぴったり。なかでも家族で楽しめるのが、京銘菓生八つ橋(おたべ)の手づくり体験です。やわらかい生地にあんこを挟むだけの簡単な工程で、所要30分ほど。小さな子でも親と一緒に挑戦でき、作ったその場で食べたり持ち帰ったりできます。「自分で作ったお菓子」は子どもにとって特別で、旅の思い出がそのままおみやげになるのが体験ものの良さ。雨の日や、施設の合間の時間つぶしにも組み込みやすい京都らしいプログラムです。

錦市場の食べ歩き — 子連れは「混雑」と「マナー」に注意

「京の台所」錦市場は、東西約390mのアーケードに130軒近い店が並ぶ食の商店街。豆乳ドーナツ、出汁巻き玉子、蒲鉾の天ぷら、生麩まんじゅうなど、子どもが手に取りやすい一品が数百円から楽しめます。

ただし子連れで行くなら、平日午前や開店直後の空いた時間を狙うのが鉄則。昼以降の通りは肩がぶつかるほどの混雑で、ベビーカーは正直動かしづらく、抱っこ紐のほうが無難です。近年は歩きながら食べる行為が問題になっており、買ったお店の前やイートインスペースで立ち止まって食べるのがマナー。小さな子には熱々の揚げ物や串ものより、ひと口サイズのドーナツや玉子焼きのほうが食べさせやすいでしょう。市場の一本南には商店街のアーケードが続き、休憩できる店も多いので、無理せず区切りながら歩くのがおすすめです。

雨でも、もう一歩遠くでも

天気が崩れたら屋内施設へ。烏丸御池駅すぐの京都国際マンガミュージアムは、元小学校の校舎に約30万点のマンガを収蔵し、5万冊は館内で自由に読み放題。晴れた日は芝生広場に寝転んで読めます。入館料は大人800円・小学生100円・未就学児無料と家族に優しい設定で、軽食を取りながら半日過ごせる雨の日の救世主です。

体を動かしたい日は、叡山電鉄「宝ケ池」駅から徒歩5分の宝が池公園 子どもの楽園へ。入園無料で、大型滑り台「夢の山」や迷路、ザイルクライミングが揃い、お弁当持参で一日中遊べます(駐車場は1日520円)。時代劇の世界で扮装やショーが楽しめる東映太秦映画村(嵐電「撮影所前」駅徒歩2分)は、嵐電の一日券とのセット券があり、移動と食事休憩を組み合わせた家族向けの行程が組めます。

子連れで京都を歩く実用メモ

ベビーカーは梅小路や岡崎のような広い公園エリアでは快適ですが、錦市場や細い路地では抱っこ紐が役立つ場面も多いので、両方あると安心です。授乳室やおむつ替えは、動物園美術館・大型施設に整っているので、午前は施設、午後は公園と動線を組むとトイレや休憩に困りません。そして京都の子連れ旅でいちばんのおすすめは、おにぎりや簡単なお弁当を持って芝生に出ること。梅小路や宝が池の芝生でお弁当を広げ、夏なら河原遊び場で水遊び——子どもにとっては、どんな名所めぐりよりもこの時間がいちばんの京都の思い出になります。

シェアする

Written by

松本 海斗

スポーツインストラクター

この記事のエリアで学びを探す

Related Columns

日本刀×日本文化体験

観光スポットと刀剣文化をつなぐ多言語展開。