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金沢を子どもと楽しむ|全天候で巡る家族向けスポットと金沢の味
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金沢を子どもと楽しむ|全天候で巡る家族向けスポットと金沢の味

雨や雪でも遊べる——金沢の家族旅は「全天候」で組む

金沢は一年を通して雨や雪、曇りの日が多い土地です。だからこそ子ども連れの旅では、屋根のある施設や全天候型の遊び場を動線の軸に置くと、天気に振り回されずに一日を組み立てられます。さいわい金沢は、兼六園・金沢城を中心とした「まちなか」、犀川沿いの学び拠点、海辺の港、郊外の大型公園が、それぞれおおむね車で15〜30分圏に収まるコンパクトな町。屋内と屋外、学びと遊び、食事をうまく挟みながら子どものペースで回れるのが魅力です。この記事では特定の店名ではなく、実在の施設・公園・市場を軸に家族で楽しむ金沢の歩き方を紹介します。

まちなかの拠点——21世紀美術館と近江町市場

市の中心、兼六園のすぐ隣にある金沢21世紀美術館(まるびぃ)は、子連れでも構えずに入れる現代アートの館です。週末・祝日には子どもが手を動かして遊べるプレイルーム「ハンズオン・まるびぃ!」が無料で開かれ、平日には未就学児と保護者が過ごせる「すくすくステーション」も用意されています。隣には事前予約制の有料託児室があり、下の子を預けて上の子とゆっくり展示を見る、といった使い方もできます。

歩いて行ける距離には、金沢の台所近江町市場。アーケードでつながっているので雨や雪でも濡れず、朝9時ごろから多くの店が開くため、子どもが元気な午前のうちに海鮮を楽しめます。揚げたてのコロッケや海鮮の串ものは数百円台が目安で、食べ歩き気分のランチにぴったり。ただし市場内は歩きながらの「歩き食べ」はマナー違反とされているので、各店のイートインや休憩スペースを利用しましょう。

犀川のほとりで学んで遊ぶ——いしかわ子ども交流センター

犀川緑地に面したいしかわ子ども交流センター金沢市法島町)は、雨の日の切り札になる屋内施設です。館内にはデジタルプラネタリウム「百万星」、走る鉄道模型の展示、昆虫コーナー、図書室、体を動かせるプレイスペースがそろい、屋外には大型遊具も。乳幼児向けの子育て支援ルームや授乳室もあるので、赤ちゃん連れでも腰を据えて過ごせます。金沢駅からは車で20分ほど。晴れていれば、目の前の犀川緑地で外遊びを足すと一日たっぷり遊べます。

海と船にときめく——金沢港クルーズターミナル

金沢港に面した金沢港クルーズターミナル(大野エリア)は、入場も駐車場も無料で楽しめる穴場です。2階の「まなび体験ルーム」には本物さながらの操船シミュレーターやクイズコーナーがあり、乗り物好きの子どもが夢中になります。屋根付きの展望デッキからは日本海と港が一望でき、運がよければ大型クルーズ船の姿も。館内のレストランで海を眺めながら昼食、という締めも家族向きです。

思いきり体を動かす——卯辰山と全天候の屋内広場

外で遊ばせたい日は、浅野川を見下ろす卯辰山公園へ。見晴らし台からは白山連峰から金沢城、金沢駅方面までのパノラマが無料で楽しめます。すぐ近くの奥卯辰山健民公園には大型複合遊具やアスレチック、ハンモックがあり、カフェ「とんぼテラス」で一息つけるのも子連れにうれしいところ。金沢駅から車で20分ほどです。

天気が崩れたら、金沢プールに隣接する全天候型の屋内広場あめるんパーク金沢市西念)が頼りになります。乳幼児・幼児・児童と年齢別にエリアが分かれ、大型ネット遊具やトランポリン、木育コーナーまでそろって、入場料は大人100円・高校生以下50円・未就学児無料とお財布にもやさしい設計です。

子どもと味わう金沢の味

金沢ならではの食も、子どもと一緒に楽しめます。まず金沢おでん。出汁をたっぷり吸った車麩や弾力のあるばい貝、地元の源助大根など具が個性的で、辛みがないので小さな子にも分けやすい一品です。一年を通して味わえますが、香箱ガニを甲羅に詰めたカニ面は冬限定の贅沢。値段は一品あたり数百円が目安と考えておくとよいでしょう。

おやつには、金箔の生産がほぼ金沢に集中していることにちなんだ金箔ソフトクリーム。きらめく一枚が乗る瞬間は子どもの歓声を誘います。ひがし茶屋街・にし茶屋街には和菓子の店も多く、店によっては金箔を自分で貼る体験ができるところも。茶屋街は景観保護のため食べ歩きを控える区域が多いので、イートインスペースでいただくのがマナーです。金箔ソフトは1個1,000円前後が目安になります。

少し足を延ばすなら——県内の動物園と水族館

金沢市内ではありませんが、車で足を延ばせる定番が二つあります。いしかわ動物園は能美市にあり、金沢駅から車でおよそ1時間。アジアゾウやコビトカバ、レッサーパンダなどがそろい、ウサギやモルモットと触れ合える体験館も人気です。さらに能登方面へ向かうと、七尾市の能登島にあるのとじま水族館日本海側で唯一ジンベエザメに会えるほか、迫力のイルカショーが楽しめる体験型の水族館で、金沢からは車で1時間半ほどの小旅行になります。どちらも金沢市外なので、移動時間を見込んで計画を立てましょう。

家族で巡るための実用メモ

金沢の子連れ旅は、屋内施設をいくつか押さえておくのが快適に過ごすコツです。近江町市場や主要施設はアーケードや屋根があり、急な雨や雪でも動けます。公共の施設は高校生以下無料や数百円のところが多く、家族でも費用を抑えやすいのも金沢の良さ。授乳室やベビーカー対応がある館を事前に確認し、午前は屋内で学び、午後は公園で体を動かす——そんな緩急をつけた組み立てで、天気を気にしない金沢の家族旅を楽しんでください。

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Written by

高橋 大地

アグリツーリズム推進者

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