ショッピング
金沢の近江町市場でお買い物|石川県の食の宝庫を探検
金沢の台所、近江町市場とは
金沢の中心部に位置する近江町市場は、約300年の歴史を誇る石川県最大の公設市場です。地元では親しみを込めて「おいちゃん市場」とも呼ばれ、市民の日常の食卓を支えながら、旅行者にとっては金沢の食文化を体感できる特別な場所となっています。金沢駅からバスで約10分、武蔵ヶ辻バス停を降りてすぐという好立地で、観光の合間にも気軽に立ち寄れます。
市場の規模は想像以上に大きく、全体で約180店舗が軒を連ねます。屋根付きのアーケード構造になっているため、金沢特有の曇天や雨の日でも快適に散策できるのが嬉しいポイントです。朝早い時間帯は地元の主婦や料理人たちが新鮮な食材を求めて訪れ、活気あふれる市場本来の姿を目にすることができます。旅行者には午前中の早い時間帯に訪問するのがおすすめです。
日本海の恵みが集まる鮮魚コーナー
近江町市場最大の魅力といえば、日本海で水揚げされた新鮮な海の幸です。特に冬の時期に出回るズワイガニ(加能がに)は石川県が誇るブランド品で、一杯あたり5,000円〜20,000円と価格帯は幅広いものの、身の詰まり方や甘みは格別。競りを経てその日の朝に届く甮鮮さは、スーパーでは到底味わえません。
日本海特有の豊かな魚種も見どころです。のどぐろ(アカムツ)は「白身のトロ」とも呼ばれる高級魚で、塩焼きや煮付けにすると脂の甘みが際立ちます。一尾あたり1,500円〜4,000円が相場で、店員に調理法を聞くと丁寧に教えてくれます。ほかにも甘エビ(一パック600円〜1,200円)、ブリ、寒ダラ、香箱がに(雌のズワイガニ、旬は11月〜12月)なども季節によって楽しめます。
購入した海産物は市場内の業者がクール便で自宅へ発送してくれるサービスを行っており、送料は1,000円〜2,000円程度。生鮮品をそのまま持ち帰る心配なく、思いきって購入できます。
乾物・漬物・地元食材のお土産探し
鮮魚以外にも、お土産にぴったりな食材が市場内には揃っています。乾物コーナーでは金沢名産の棒鱈や干しのどぐろ(500円〜2,500円)が並び、日持ちするため遠方への手土産にも最適です。加賀野菜と呼ばれる金沢特有の伝統野菜—源助大根、金時草、加賀太きゅうりなど—も季節によっては入手でき、地元の食文化を食卓に持ち帰る喜びがあります。
漬物や佃煮のコーナーも充実しており、かぶら寿司(400円〜1,000円)やべっこう漬けは石川県ならではの発酵食品として人気があります。かぶら寿司はカブにブリを挟んで米麹で発酵させた郷土料理で、独特の風味は一度食べると忘れられません。複数の店舗で試食ができるため、自分の好みの味を見つけて購入するのが賢い買い方です。
地元の調味料や加工品も見逃せません。能登の塩や加賀棒茶、地元蔵元の甘酒などは、調理に使えば毎日の食卓で旅の記憶がよみがえります。予算3,000円〜5,000円あれば、数種類の食材をセットにしてお土産として贈れるボリュームが揃います。
市場で食べ歩き・朝食を楽しむ
近江町市場は食べ歩きグルメの宝庫でもあります。市場内や隣接する「近江町いちば館」には海鮮丼の専門店や立ち食いコーナーが集まっており、旅行者に人気の海鮮丼は1,500円〜3,500円で楽しめます。ネタのボリュームと新鮮さは折り紙付きで、特に午前中の早い時間帯は回転が速く鮮度が高いものが食べられます。
食べ歩き向けのメニューも豊富で、揚げたてのコロッケ(一個100円〜150円)や焼きガキ(一個300円〜600円)、刺身の盛り合わせ(500円〜1,200円)は手軽につまめる一品として重宝します。市場内の食堂で朝食(800円〜1,200円)を済ませてからお買い物するスタイルも、地元の人々に倣った賢い過ごし方です。行列ができる人気店は開店直後か11時以降の端境期を狙うと待ち時間を短縮できます。
近江町市場でのショッピング実用ガイド
市場の営業時間は早朝6時〜14時頃が目安ですが、店舗によって異なります。鮮魚店は早めに閉まる傾向があるため、新鮮な海産物を目当てにするなら9時〜11時の訪問が理想的です。水曜・日曜は定休とする個人店が多く、特に日曜は営業店舗が大幅に減るため、できれば平日か土曜に訪れることをおすすめします。
支払いは現金が基本です。個人経営の小さな店舗ではクレジットカードや電子マネーに非対応の場合が多く、あらかじめ小銭を用意しておくとスムーズです。荷物が増えることを想定して、金沢駅のコインロッカー(300円〜600円)を活用し、軽装で市場に臨むのがおすすめです。
値段交渉は基本的に不要ですが、まとめ買いをする際に「おまけ」をつけてもらえることは珍しくありません。地元の人と同じように市場のおばちゃんと会話を楽しみながら、その日のおすすめや旬の食材を聞いてみましょう。「どう料理するのが美味しいですか?」の一言が、予想外の発見や地元の知恵との出会いにつながります。
近江町市場周辺と合わせた観光ルート
近江町市場はひがし茶屋街や金沢21世紀美術館、兼六園からもバスや徒歩圏内にあります。午前中に市場で食材や土産物を購入し、発送手続きを済ませた後、周辺観光をゆっくり楽しむルートが効率的です。武蔵ヶ辻周辺には老舗の和菓子店や地酒の専門店も点在しており、きんつばや加賀棒茶スイーツなどの食べ歩きを続けながら散策できます。
市場から徒歩数分の片町・竪町エリアでは加賀友禅や九谷焼の工芸品(1,500円〜5,000円)を扱う専門店が並び、食だけでなく工芸品のショッピングも楽しめます。市場で旬の味覚を堪能し、エリアを移動しながら石川県の職人技に触れる—これが金沢ショッピングの理想的な一日の過ごし方です。季節ごとに顔を変える市場の表情を楽しみに、ぜひ再訪も計画してみてください。
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