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秋田発の絶景ドライブコース|日帰りで楽しむ秋田県の景観道路
観光・体験
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秋田発の絶景ドライブコース|日帰りで楽しむ秋田県の景観道路

秋田は男鹿半島の奇岩海岸、田沢湖の神秘的な深碧、そして乳頭温泉郷の秘湯など、日本でも有数の絶景スポットが凝縮されたドライブエリアです。千秋公園を起点に県内を縦横断する景観道路は、どのルートをとっても窓の外の表情が刻一刻と変わり、運転そのものが旅の醍醐味になります。

秋田空港から市内まで車で約30分、秋田新幹線では東京から約4時間。到着後すぐにレンタカーを借り出せば、日帰りでも充実した絶景ドライブが実現します。日本海側気候の特性上、夏は比較的涼しく青空が広がりやすい一方、冬は豪雪地帯となるため路面状況の確認が欠かせません。四季それぞれにまったく異なる顔を見せる秋田の道を、季節を変えて何度でも走りたくなるはずです。

コースA:千秋公園〜男鹿半島シーサイドルート

秋田駅を出発してまず千秋公園へ。旧久保田城址を中心とする公園内は歴史的な石垣と堀が美しく、桜の名所としても知られています。30分ほど散策して緑のなかで気持ちをほぐしたら、国道7号線から男鹿半島方面へハンドルを切りましょう。

秋田市街を抜けると視界が一気に開け、日本海が広がります。男鹿半島の付け根にあたる若美地区から半島北岸の八望台展望台までは、海岸線に沿ったシーサイドロードが続きます。八望台は一ノ目潟・二ノ目潟という二つのマール(火山性の円形湖)と日本海を同時に望む屈指のビュースポットで、「なぜこんな景色が?」と思わず足を止めてしまう場所です。さらに半島突端へ進むと入道崎に到達。灯台の北緯40度線モニュメントを背に、水平線まで広がる日本海の大パノラマを独り占めできます。

コース全長は寄り道込みで約80〜100km。所要時間は3〜4時間が目安です。帰路は半島南岸の男鹿温泉郷経由で戻ると、さらに変化に富んだ海岸景観を楽しめます。

コースB:田沢湖〜乳頭温泉郷 山岳ルート

秋田市から国道46号線を東へ進み、角館経由で田沢湖を目指すコースBは、高原と湖を組み合わせた山岳ドライブの王道コースです。

角館は「みちのくの小京都」と呼ばれる武家屋敷町で、白壁の土蔵と枝垂れ桜が立ち並ぶ街並みは一見の価値があります。春の桜シーズンはもちろん、夏の新緑や秋の黄葉も美しく、駐車場に車を停めて30分ほど歩くだけで江戸時代にタイムスリップしたような気分になれます。

角館から田沢湖まではさらに30分ほど。田沢湖は最大水深423mを誇る日本一深い湖で、その透明度の高さが生む深い青緑色(コバルトブルー)は、世界各国の旅行者を引きつけてやみません。湖岸道路を一周すれば約20km。辰子像が湖面を見つめるたつこ浜でしばし立ち止まり、刻々と色を変える湖面を眺める時間は格別です。

田沢湖から山道を20分ほど上ると、乳頭温泉郷玄関口に到着します。ブナ林に囲まれたこの一帯は秋の紅葉が特に有名で、10月中旬〜下旬には山全体が赤・黄・橙に染まります。コース全長は約120〜140km、所要時間は5〜6時間。日帰りで廻るなら早朝出発を強くおすすめします。

立ち寄りグルメスポット

ライブの楽しみは景色だけではありません。ルート上には秋田ならではのグルメが随所に点在しています。

コースAを走るなら、男鹿半島の地魚を使った海鮮丼や、地元で愛されるハタハタの塩焼き定食をぜひ。男鹿温泉郷周辺の食堂では漁師町らしいボリューム満点のセットメニューが1,000〜1,500円前後で楽しめます。

コースBなら、角館の武家屋敷通り沿いにある郷土料理店で稲庭うどんや比内地鶏の親子丼を昼食に。秋田県産の地鶏を使った出汁は深みがあり、冷めても風味が落ちないのが特徴です。田沢湖畔の道の駅「たざわこ」では、秋田県産のいぶりがっこを使ったクリームチーズサンドや、きりたんぽソフトクリームといった個性的な軽食も見逃せません。

出発前に秋田駅前の川反通りエリアで朝食を済ませておくのもおすすめです。地元の食堂が開く7時台から、きりたんぽ汁や納豆汁など秋田の朝食文化を体験できます。

温泉とセットで楽しむ日帰りプラン

絶景ドライブの締めくくりに温泉を組み合わせると、旅の満足度がぐっと高まります。コースBの場合、乳頭温泉郷の「鶴の湯温泉」は日帰り入浴を受け付けており(10:00〜15:00、料金800円)、白濁した硫黄泉と茅葺き屋根の湯小屋が織りなす景観は絵画のようです。

コースA帰路には男鹿温泉郷の「男鹿温泉交流会館 五风」が便利。日本海を望む露天風呂で潮風を感じながら疲れを流せます。日帰り入浴は15:00〜20:00、料金は500〜700円程度。タオル付きプランを選べば手ぶらで立ち寄れます。

温泉後は湯冷めしないうちに出発し、夕暮れの景色を楽しみながら秋田市街へ戻る流れが理想的です。夕食は秋田駅東口の居酒屋街で横手やきそばやポテトフライを肴に地酒・新政を一杯——絶景ドライブの一日を最高の形で締めくくれます。

ドライブの安全情報と準備

秋田周辺のドライブを快適に楽しむために、いくつかの準備と注意点を押さえておきましょう。

レンタカーは秋田駅前または秋田空港で借りるのが便利です。軽自動車は1日5,000〜6,000円、コンパクトカーは7,000〜8,000円程度が相場で、早めの予約でより安くなることも。冬季(11月〜3月)はスタッドレスタイヤ装着車を必ず選択してください。山間部の峠道では気温が市街地より5〜10℃低く、日陰の路面が凍結していることがあります。

ガソリンは出発前に満タンにしておきましょう。男鹿半島突端付近や乳頭温泉郷周辺はスタンドが少なく、補給できないまま山中に入ると不安になります。

通信環境については、山間部でモバイル電波が弱くなるエリアもあります。事前にGoogleマップのルートをオフラインダウンロードしておくか、ポータブルナビを借りると安心です。また、道の駅やコンビニは事前にマップにピン留めしておくと、休憩計画が立てやすくなります。

服装は重ね着が基本。夏でも山頂付近や海岸の強風ポイントでは肌寒くなることがあるため、羽織れるウィンドブレーカーを一枚積んでおくと重宝します。絶景との出会いはいつも突然ですから、カメラやスマートフォンの充電も忘れずに。

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Written by

石井 龍之介

グルメブロガー

日本刀×日本文化体験

観光スポットと刀剣文化をつなぐ多言語展開。