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新潟サイクリングフィットネス|新潟県を自転車で走る
フィットネス
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新潟サイクリングフィットネス|新潟県を自転車で走る

新潟は、サイクリストにとって日本屈指のフィットネス環境を誇る県のひとつです。信濃川の雄大な流れに沿った平坦なルート、日本海に面した海岸線、そして越後平野に広がる田園地帯——多彩なコースが揃い、初心者から上級者まで自分のペースで走り込める舞台が整っています。新潟市内は人口約78万人を抱えながらも自転車インフラの整備が進んでおり、駅前でのレンタサイクルから本格的なグラベルロードまで、旅行者でも気軽にペダルを踏み出せるのが魅力です。日本海側特有の気候で冬は降雪が多いものの、春から秋にかけては晴天が続き、サイクリングには絶好のシーズンが長く続きます。越後平野の水田が青々と茂る初夏や、稲穂が金色に輝く秋のライドは、ジムのバイクマシンでは決して味わえない圧倒的な開放感を与えてくれます。

信濃川河川敷サイクリングロード

新潟のサイクリストが最初に目指すべきコースが、信濃川沿いに整備された河川敷サイクリングロードです。新潟駅から徒歩約10分の万代橋付近がスタート地点となり、上流方向へ片道約20キロにわたって専用路が続きます。路面はほぼフラットで、アスファルト舗装がきれいに整備されているため、ロードバイクはもちろんクロスバイクや電動アシスト自転車でも快適に走れます。1キロごとに距離標示があり、要所には水飲み場と休憩スペースが設置されているので、自分のペースでインターバルトレーニングを組み込むことも可能です。

特におすすめの区間は、やすらぎ堤から関屋分水路までの往復約12キロ。信濃川の広大な川幅と遠くに霞む弥彦山を眺めながら走ると、自然とケイデンスが上がります。朝6時台は地元のロードバイク乗りが集まり、互いに声をかけ合うアットホームな雰囲気も新潟らしさのひとつ。フラットコースながら風が強い日は向かい風がしっかりとした負荷になるため、実走トレーニングとしての効果は高く、初心者の有酸素能力向上から中級者のベーストレーニングまで幅広く活用できます。

日本海岸線と砂丘ルートで風と闘う

体力に自信があるサイクリストには、新潟市西部から北上する日本海沿岸ルートを強くすすめます。新潟駅から自転車で約30分、関屋浜を起点に北方向へ走ると、砂丘地帯と松林が続く独特の景観が現れます。このルートの醍醐味は日本海から吹き込む海風で、向かい風の区間では平地でも十分なパワートレーニングになります。片道約15キロで岩室方面まで足を延ばせば、弥彦連山を正面に望む絶景ポイントに到達します。

海岸線沿いには補給に使えるコンビニや売店が少ないため、出発前にピアBandai地元産のフルーツ(200〜500円)やエネルギーバー、水分をしっかり準備しておきましょう。補給タイミング1時間ごとを目安に、体重1キロあたり30〜60グラムの糖質摂取が長距離ライドの基本です。夏場は気温と照り返しが強く、日焼け止めと腕カバーを忘れずに。午前中早い時間帯に走り始め、日差しが強くなる前に折り返すスケジュールが理想的です。

弥彦・角田山麓グラベルコース

新潟市内から西へ約30キロ、弥彦・角田山麓エリアはグラベルロードや林道が充実した中上級者向けの走行エリアです。越後線の弥彦駅周辺を拠点に、山麓の農道や砂利道を繋いだルートは一般的なロードバイクでは難しく、グラベルバイクやMTBでの探索が適しています。標高差200〜400メートルのアップダウンが続くため、筋力系のヒルクライムトレーニングに最適です。

弥彦神社周辺の整備されたサイクリングコースは観光客にも人気で、鳥居前の駐輪スペースを使って小休憩を取りながら走れます。山頂へはロープウェイも利用できますが、脚力に余裕があれば弥彦山スカイラインに沿った登坂ルートに挑戦してみてください。心拍数をゾーン4〜5に維持した30〜60分の登りは、VO2maxの向上に直結するハードなワークアウトになります。登り切った山頂からは新潟の市街地と日本海、そして越後平野の水田が一望できる360度パノラマが待っており、これ以上のご褒美はありません。

レンタサイクルと装備の調達

自転車を持参しない旅行者でも新潟のサイクリングを満喫できる環境が整っています。新潟駅周辺にはいくつかのレンタサイクルスポットがあり、クロスバイクなら1日2,000〜3,500円、電動アシスト自転車は3,000〜5,000円が相場です。長距離走行を予定している場合は前日予約がベター。本格的なロードバイクをレンタルできる専門店も市内に数店あり、ペダルやサドル交換など細かいフィッティング対応が可能なところも増えています。

ヘルメットはレンタル時に一緒に借りられますが、衛生面が気になる場合は持参をすすめます。グローブ、サイクリングパンツ、レーサーパンツの着用はロングライドでの股ずれ防止に大きく効果があります。新潟駅前のスポーツショップでも基本的なサイクリングウェアや補給食は調達可能です。

走った後のリカバリー戦略

ライド後のリカバリーを制することがフィットネスの継続につながります。新潟には走り終えた後に最適なリカバリー手段が豊富です。市内から車で約30分岩室温泉では日帰り入浴(800〜1,500円)が可能で、温熱効果による筋疲労回復と血行促進が期待できます。長距離ライド後は入浴前に軽いストレッチで筋温を保ちながら柔軟性を取り戻し、入浴後は15〜20分程度のフォームローラーを使ったマッサージで乳酸の代謝を促しましょう。

栄養補給には新潟が誇るへぎそばが最適です。布海苔を使ったコシのある麺は高タンパクで低脂肪、炭水化物と良質なたんぱく質を同時に補えるワークアウト後の理想食。ライド終了後30〜45分以内に糖質とたんぱく質を合わせて摂取するゴールデンタイムを逃さずに。ピアBandai地元産直市場では新鮮な魚介や地野菜も購入でき、宿での自炊リカバリーミールにも活用できます。新潟米のおにぎり(150〜250円)は携行食としても優秀で、ライド中の補給にも使えます。

新潟を自転車で走るフィットネス旅は、コースのバリエーション、豊かな食文化、温泉によるリカバリー環境が三位一体となった体験です。次の週末、越後の風を感じながらペダルを踏んでみてください。

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Written by

吉田 麻衣

フォトグラファー

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