
うさぎとぼく
GALLERY
大阪・阿倍野区の昭和町エリアに、築90年を超える長屋をそのまま店舗として使い続ける自家焙煎珈琲店がある。「うさぎとぼく」は、喧騒から少し外れた路地の片隅に静かに佇む小さな店で、店主が元福祉職・キャリアカウンセラー・精神保健福祉士という異色の経歴を持つ。その背景は「一杯のコーヒーが、あなたの心に小さな灯りをともす」という店の理念に色濃く滲み出ている。
昭和8年築の長屋が生む、時間のゆらぎ
昭和8年(1933年)に建てられた長屋を舞台にしており、築90年以上の空間で過ごす時間は、それだけで非日常の感覚をもたらす。店内は大人2名様までという定員制を設け、予約も受け付けない。「静かな時間を大切にしております。穏やかな声でお過ごしください」というルールが掲げられており、混雑した飲食店とは対極の、自分だけの静けさを味わえる場として設計されている。コラム「静けさをもてなすということ」でも語られているとおり、店の接客哲学そのものが空間に宿っている。
昭和町ブレンド®と、注文後に焙煎されるコーヒー豆
看板商品である〈昭和町ブレンド®〉は当店の登録商標であり、近隣の別店舗とは無関係であることを公式が明確に案内している。約20種のコーヒー豆を取り扱い、注文後に焙煎するスタイルを採用。鮮度にこだわった豆は店頭販売のほか、全国へのオンライン配送にも対応しており、遠方のコーヒーファンにも届く。
うさぎ型焼菓子とギフトセット
店名の「うさぎ」を冠したうさぎ型の焼菓子も、この店ならではの名物。コーヒー豆と組み合わせたギフトセットも展開しており、手みやげや贈り物としての需要にも応えている。「With Craft & Care(手づくりと手ざわりの話)」というコラムタイトルが示すように、手仕事の丁寧さが品物全体に通底している。
受賞・掲載歴と社会的な取り組み
食べログ「カフェWEST百名店2025」に選出されたほか、るるぶ&moreの「おとなのソロ部」、書籍『大阪カフェ時間 隠れ家お店案内』にも掲載。肉乃小路ニクヨさんのYouTubeチャンネルでも紹介されるなど、各方面から注目を集めている。また、観光庁(国土交通省)「観光施設における心のバリアフリー」認定施設であり、大阪市の障がい者サポートカンパニー優良企業にも認定されている。ナウル共和国公式アンテナショップのデザインを手がけたという一面も持ち、コーヒー店の枠を超えた多彩な活動を展開している。
利用案内
店頭販売は9時〜18時、喫茶営業は曜日によって時間が異なり、体調不良などによる急な休業もあるため、来店当日に公式サイトや営業カレンダーでの確認が推奨されている。大阪市プレミアム付商品券2026にも対応。静かな時間をひとりで、あるいは大切な誰かと2人でゆっくり過ごしたいときに訪れたい一軒だ。
アクセス
大阪市阿倍野区阪南町3-9-10
営業時間
平日(月〜金)9:00〜18:00、土曜12:00〜18:00、日曜定休
店舗詳細
- Wi-Fi
- なし
- 個室
- なし
- 決済方法
- 現金 / クレジット
- 対応言語
- 日本語
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