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海とくらしの史料館

海とくらしの史料館

※写真はイメージです。

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鳥取県境港市に位置する「海とくらしの史料館」は、魚のはく製に特化した日本最大級のミュージアムです。海の生き物の展示にとどまらず、この地に根付いた漁業の歴史と伝統工芸まで一度に体感できる施設として、訪れるたびに新たな発見をもたらしてくれます。

圧巻の剥製コレクションと漁船展示

館内でひときわ存在感を放つのが、大迫力のマンボウの剥製です。日本近海をはじめ多数の魚の剥製が並ぶ空間は、まるで海の中を歩いているような不思議な感覚を呼び起こします。さらに、実際の漁で使われた刺網漁船「みなと丸」が館内に展示されており、境港の漁業が担ってきたスケールをリアルに体感できます。生きた個体を展示する水族館とは異なり、はく製という手法によって魚の形態や質感を細部まで間近で観察できるのが、この館ならではの視点です。

弓ヶ浜半島が育んだ伝統工芸

海の展示と並ぶ見どころが、地域の暮らしに根ざした伝統工芸のコーナーです。江戸時代からこの弓ヶ浜半島で盛んに栽培されてきた綿花「伯州綿」と、その糸を藍で染めて織り上げる境港の伝統工芸「弓浜絣」の機織り機が展示されています。職人たちが長い年月をかけて受け継いできた手仕事の痕跡を、織機の実物とともに確かめることができます。

一年を通じて続く多彩なイベント

この館を特別な存在にしているのが、通年で開催される個性豊かなイベント群です。毎年恒例の「マンボウ祭」では、研究者・澤井悦郎さんによる「命名15年以上経過したウシマンボウ研究の振り返り」と題した専門的な講演が行われるほか、マンボウ入りタコ焼きの試食(先着30名)といった体験型の企画も組み合わさり、知識と味覚の両面でマンボウに迫ることができます。

夏至前後には「キャンドルナイト in 境港」を開催。2026年は6月27日(土)に第30回を迎えるロングランイベントで、エコマーケットやステージイベント、スタンプラリーなどを通じて地域全体で環境を考える内容が展開されます。中庭を舞台にした「干物☆NIGHT」は18時から20時にかけて行われる大人向けの夜間イベントで、干物とお酒を組み合わせた境港らしい趣向が楽しめます。春には表千家同門会境港地区によるお茶席「観桜茶会」が中庭で催され、中庭エリアは入場無料で参加できます。

1階の企画展示室では季節ごとに異なる企画展が行われており、館が収蔵する作品を活用した木版画展など多彩な内容が季節の節目に合わせて組まれています。イベントのたびに異なる顔を見せるこの施設は、一度の訪問だけでは語り尽くせない奥行きを持っています。

アクセス

JR境港駅から徒歩約15分

営業時間

9:30~17:00(最終受付16:30)、火曜定休(祝日の場合は翌日)※年末年始・GW・夏休み期間中は無休

料金目安

800円~1,500円

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