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百年古家 大家

百年古家 大家

※写真はイメージです。

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沖縄県名護市の深緑の森に分け入ると、赤い屋根瓦が木々の合間から顔を覗かせる。「百年古家 大家」は建立100余年の琉球古民家を利用した料理店で、あぐー豚を使った沖縄そばの先駆けとして知られる存在だ。懐かしさと非日常が交差するこの場所には、食事だけでは語り尽くせない体験が凝縮されている。

100年の時を刻む琉球古民家の空間

藁葺きのひさしをくぐれば、そこには沖縄の伝統的な生活空間が広がる。木の温もりと畳の感触、縁側から望む緑豊かな自然の風景——縁もゆかりもない地でありながら、日本人の誰もが「ふるさと」を思い出してしまうような郷愁が漂う。中庭の景色と大きな滝は特に印象的で、食事の時間をただの「食」を超えた体験へと昇華させる。

あぐーそばが生まれた場所

大家でぜひ味わってほしいのが「あぐー豚」を使った料理だ。沖縄のブランド豚であるあぐー豚の最大の特徴はその脂にある。口に入れた瞬間に軽やかに溶けていく上品な脂と、しつこくない旨みが評価されており、大家はこのあぐー豚を沖縄そばに組み合わせた「あぐーそば」を生み出した店として知られている。ここで食べることに固有の意味がある一品だ。沖縄そばのほか、生姜焼きやしゃぶしゃぶなど、あぐー豚の持ち味をさまざまな調理法で引き出したメニューが揃う。

ランチとディナー、異なる顔を持つ二つの時間

ランチとディナーでは提供スタイルが大きく異なる。昼の時間帯(11:00〜15:30、L.O.15:00)は整理券制で来店順のご案内が基本で、一部予約枠も設けられている。あぐーそばや御膳類を楽しめる昼とは対照的に、ディナー(17:30〜21:00、L.O.20:30)は基本的に事前予約制となっており、そば・御膳類の提供はなく夜ならではの料理が中心。訪問スタイルに合わせて計画を立てたい。

大家珈琲・スイーツ工房で食後の余韻を

食事の前後には、敷地内の「大家珈琲」で本格珈琲を。注文ごとに丁寧に淹れる一杯は古民家の空気と相まって格別の味わいだ。「大家スイーツ工房」では沖縄黒糖を使用したロールケーキをはじめとするオリジナルスイーツを提供しており、食後の甘い時間にも抜かりがない。

敷地内に宿る沖縄の言葉と精神

大家の敷地は飲食店の域を超えた空間として設計されている。「ちむぢゅらさ鳥居」と名付けられたシーサー通りは「肝や心が清く美しいこと」を願う沖縄の言葉から命名されており、鳥居をくぐりながら自然に心身が癒されるよう思いが込められている。「ちゃ〜がんじゅ〜御嶽」の散策路は「いつも健康で元気に」という祈りが凝縮された空間で、大家神社も隣接する。「ぬちぐすい 大家別邸」では、沖縄の言葉で「命の薬」を意味するぬちぐすいをテーマに、お酢を使った健康志向のひと時を過ごせる。名護観光の拠点として、沖縄の食文化と精神文化を一度に体感できる場所だ。

アクセス

沖縄県名護市中山90

営業時間

ランチ 11:00~15:30(L.O.15:00) ディナー 17:30~21:00(L.O.20:30、Drink L.O.20:45)

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対応言語
日本語 / 英語

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