
劔神社
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福井県丹生郡越前町織田に鎮座する劔神社(つるぎじんじゃ)は、「越前二の宮」として北陸に根付いた祈願の霊場です。奈良時代より朝廷をはじめ多くの人々の信仰を集め、戦国の世には天下人・織田信長が「氏神」として厚く崇敬したことでも知られます。年間40を超える祭典と豊かな文化財を擁し、初詣から七五三、神前結婚式まで、人生の節目を彩る社として今日も多くの参拝者が訪れます。
悠久の創祀と織田信長ゆかりの歴史
劔神社の起源は、社の北に仰ぐ座ヶ岳の峰に素盞嗚大神を祀り「劔大神」と称えたことに始まります。神功皇后摂政の頃、第十四代仲哀天皇の第二皇子・忍熊王が劔大神の御神威によって当地方を治めることができたことへの感謝から、現在の地に社を建て「劔大明神」と仰いだと社記は伝えています。
戦国時代、織田信長は先祖が当社の神官であったことから劔神社を「氏神」と定め、格別の崇敬を寄せました。天下統一を進めた英雄が心のよりどころとした神社として、その名は広く伝わっています。
国宝の梵鐘と数多くの文化財
境内には国宝の梵鐘が所蔵されており、重要文化財に指定された美術工芸品も数多く保存されています。悠久の歴史が育んだ文化的遺産は、参拝のみならず文化財鑑賞の視点からも見応えがあります。
年間40を超える祭典と伝統行事
劔神社では年間40を超える恒例祭典と諸行事が執り行われ、境内は四季を通じて賑わいを見せます。
左義長(2月11日)では、境内の特設祭場で一年間お護りいただいた古いお札・お守り・注連縄を神火で御焚あげし、鎮火祭を併せて斎行します。
勧学祭(毎年4月1日)は氏子地域の新小学一年生を対象とした独自の行事で、就学児の学業成就と通学時の交通安全を祈願しランドセルのお祓いを行います。参列は無料で奉仕されます。
春季例大祭(4月29日・祝)は拝殿で斎行され、祭典後には明神ばやしの神前奉納が行われます。
夏越大祓(6月30日・19時30分〜)では、輪くぐり神事に続いて大祓式・火焚き神事が行われます。当日の朝から大茅の輪が開放され、参拝者は日中から輪くぐりを楽しむことができます。
観月祭(10月上旬・18時〜)は拝殿前庭で神前神事が行われた後、幸若舞や二胡奉納演奏など多彩な伝統芸能の奉納演奏会が深夜まで続きます。
秋季例大祭は、神事と神賑行事を分けて催行されます。神賑行事では町内を練り歩く時代行列・稚児行列、やんしきおどり、地域保育園による奉納演奏、支部だいずり奉納など、地域全体が一体となって盛り上がります。
境内摂社の織田神社(厄除八幡)の例祭(7月15日)では、白矢に願いを記して奉納すれば大願が成就すると信仰され、参列は自由となっています。
毎日受け付けるご祈祷と神前結婚式
御祈祷は厄除祈願・安産祈願・初宮詣・七五三詣・合格祈願・商売繁盛祈願・必勝祈願など多岐にわたり、毎日受け付けています。通常の受付時間は9時〜16時ですが、新年期間は特別な体制が組まれます。大晦日の23時過ぎから受付を開始し、元日0時より新年最初のご祈祷が奉仕されます。元日は0時〜17時、2日・3日は8時半〜17時と受付時間が延長され、多くの初詣参拝者に対応しています。
神前結婚式も執り行われており、神職と巫女たちが心を込めて奉仕する厳かな式は、新たな門出を祝う場として大切にされています。
御鎮座1800年に向けた奉賛事業
劔神社は令和10年(2028年)に御鎮座1800年と国幣社昇格100年という二つの慶年を迎えます。これを記念し令和5年3月に劔神社令和奉賛会が発足し、神社の姿を後世に護り伝えるための奉賛事業が進められています。1800年の歴史を刻んだ社が次の時代へと受け継がれていく、その節目に立ち会える貴重な時期に訪れる価値があります。
アクセス
福井県丹生郡越前町織田113-1
営業時間
通常時間:9時~16時 ※祭典日や新年時期は異なる。新年祈祷受付:12月31日23時過ぎ~1月1日17時、1月2日~3日8時半~17時
料金目安
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