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手のべ冷麺専門店 六盛

手のべ冷麺専門店 六盛

※写真はイメージです。

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温泉と美食の街として知られる大分県別府市に、昭和25年頃のルーツを持つ「別府冷麺」を専門に提供する店がある。手打ち麺と国産牛の澄んだスープにこだわり続ける「手のべ冷麺専門店 六盛」は、地元客と遠来の客の両方から愛される別府グルメの名店だ。

別府冷麺という食文化の誕生

別府冷麺のルーツをたどると、昭和25年頃まで遡る。かつて満州に暮らしていた日本人が戦後に引き揚げてきた後、現地で親しんだ朝鮮冷麺を日本人の口に合うよう和風にアレンジし、別府で店を開いたことが起源とされている。朝鮮との国境に近い満州には朝鮮系の民族も多く住んでおり、朝鮮の食文化が広く根付いていた。その影響を受けた冷麺の味が、異国の地での生活を懐かしむ引き揚げ者たちの手によって九州の温泉地へと持ち込まれた。

冷麺といえば盛岡冷麺が全国的に有名だが、本場の朝鮮冷麺の味に近いのは別府冷麺だという声も多い。強いコシとさっぱりしたスープが特徴の別府冷麺は、温泉文化とともに独自の発展を遂げ、今では大分県を代表するソウルフードの一つとして定着している。

夫婦二人から始まった味の探求

「手のべ冷麺専門店 六盛」が松原本店をオープンしたのは平成13年6月のこと。開業当初は客足も少なく、夫婦二人でコツコツと営業を続ける日々だったという。しかし、その地道な歩みの裏側には、美味しさへの一切の妥協を許さない姿勢があった。昔ながらの別府冷麺の味を再現・継承するため、スープの出汁の配合や麺の製法を日々研究し続けた。

その努力は徐々に口コミとして広まり、テレビや雑誌にも取り上げられるようになる。現在では地元の常連客はもちろん、県外からのリピーターも多く訪れる人気店へと成長した。店主の食への誠実な姿勢が、長年にわたって多くの人を惹きつけてきた理由だろう。

こだわり抜いた麺・スープ・具材の三位一体

六盛の冷麺が特別な理由は、麺・スープ・具材のすべてに職人のこだわりが詰まっているからだ。

は、上質な小麦粉とそば粉、でん粉を独自に配合して仕上げた手打ち製麺。試行錯誤を重ねてたどり着いた配合が、コシの強さと喉越しの良さを両立させている。もちもちとした独特の食感は、機械では再現できない手打ちの技があってこそだ。なお、そば粉が含まれているため、そばアレルギーの方は注意が必要。

スープは、国産牛と二種類の昆布から丁寧に引き出した出汁が土台となっている。使用するのは、釧路産の厚葉昆布(地元では「特厚」と呼ばれる、葉幅が広く肉厚な昆布)と、昆布の中でも最高級とされる羅臼昆布の二種類。厚葉昆布は出汁を取る際の香りが特に優れており、そこへ羅臼昆布の深みある旨みが加わることで、さっぱりしていながらコクを感じる上品なスープに仕上がる。一口飲むと口の中に昆布の香りがふわりと広がり、その余韻が心地よい。

チャーシューは国産牛のすね肉を丁寧に煮込んだ特製品。冷麺のスープと絶妙に調和し、頬張るたびに芳醇な旨みが口いっぱいに広がる。自家製キムチも見逃せない。沖縄産のミネラル豊富な塩でキャベツを塩漬けにし、青森産にんにくと唐辛子を合わせたネタで漬け込んだもので、程よい酸味が冷麺との相性抜群だ。

冷麺だけじゃない豊富なメニュー

看板の冷麺(並盛990円・大盛1,150円・特盛1,300円)のほか、温麺(並盛1,050円・大盛1,250円)も人気だ。温麺は冷麺を温めたものとも言えるが、ごま油が引き立てる和の風味が加わり、同じ麺とは思えない別の顔を見せる。

中華そば(並盛950円・大盛1,050円)は、焼きあご・羅臼昆布・煮干しの出汁に親鶏とガラのスープをブレンドした、一度食べると忘れられない醤油ラーメン。ラーメン(並盛950円・大盛1,050円)は、国産豚骨・親鶏・鶏ガラの動物系と、煮干し・さば節の魚介系スープを合わせたあっさり系で、こちらも根強いファンを持つ。きくらげ冷麺やチャーシューメン、中華スペアリブなど個性的な一品も揃っており、豚チャーシュー丼(400円)やおつまみスペアリブ(380円)などのサイドメニューも充実している。

なお、きくらげ冷麺・チャーシューメン・みそラーメン・キムチラーメンは松原本店と大分店のみの提供となる。訪問前に各店舗のメニュー構成を確認しておくと安心だ。

店舗情報とアクセス

松原本店は別府市松原町7-17に位置し、営業時間は11:30〜14:00と18:00〜20:00のランチ・ディナー二部制(スープがなくなり次第終了)。定休日は毎週水曜日。電話番号は0977-22-0445。駐車場も完備しているため、車でのアクセスも便利だ。

トキハ別府店はJR別府駅からほど近い北浜エリアのトキハ別府店地下1階に入居しており、11:00〜19:00で営業(スープがなくなり次第終了)、定休日は不定休。観光の合間にも立ち寄りやすい立地だ。

大分店は大分市三佐5丁目119番のABタウン内で、11:00〜14:00と17:00〜20:00に営業(スープがなくなり次第終了)、定休日は不定休。大分市内での食事にも対応している。

いずれの店舗もスープが売り切れ次第終了となるため、とくにランチ時間帯は早めの来店が望ましい。別府を訪れる際には、地獄めぐりや温泉と合わせてぜひ立ち寄ってみてほしい。

全国からも注文できる通販サービス

六盛では、遠方に住む方のためにお取り寄せサービスも展開している。店舗で提供しているものと同じスープ・麺・具材を一つひとつ丁寧にパックし、そのまま自宅に届けてくれる。大量生産をしないというポリシーを守るため、注文は1発送日につき1人30食までに限定されている。職人の手仕事から生まれたこだわりの味を、家庭でも同じように楽しめるのが魅力だ。別府旅行の思い出として、あるいは帰省土産としても重宝される。

アクセス

公式サイトに記載なし。松原本店:大分県別府市松原町7-17 / トキハ別府店:大分県別府市北浜2丁目-9-1(トキハ別府店地下1階)/ 大分店:大分県大分市三佐5丁目119番(ABタウン内)

営業時間

松原本店:11:30~14:00 / 18:00~20:00(定休日:毎週水曜)/ トキハ別府店:11:00~19:00(不定休)/ 大分店:11:00~14:00 / 17:00~20:00(不定休)

料金目安

冷麺990円~1,300円、温麺1,050円~1,250円、中華そば950円、ラーメン950円、きくらげ冷麺1,090円~1,250円

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店舗詳細

価格帯
$$
対応言語
日本語

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