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豪商の館・田中本家博物館

豪商の館・田中本家博物館

※写真はイメージです。

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享保18年(1733年)に始まる田中本家の歴史を、現地でそのまま体感できる施設が長野県須坂市にある。広大な屋敷と蔵、手入れされた庭園、そして季節ごとに入れ替わる企画展や体験プログラムが揃い、単なる「見て回る博物館」を超えた滞在型の文化空間として、訪れるたびに異なる顔を見せてくれる。

20の土蔵が取り囲む、豪商の屋敷構え

敷地面積は約3000坪。100メートル四方を20もの土蔵がぐるりと囲む屋敷構えは、江戸時代中期に財を成した豪商の規模感をそのまま今に残している。田中本家が大切に受け継いできた所蔵品や資料はここで公開されており、建物そのものが展示の一部として機能している。土蔵の連なりを眺めながら歩くだけで、当時の繁栄ぶりが自然と伝わってくる。

樹齢230年の沙羅の樹と、三つの庭

館内には3つの庭と2つの花壇があり、四季を通じて表情が変わる。なかでも中庭にそびえる樹齢230年の沙羅の樹は、このミュージアムを象徴する存在だ。毎年初夏になると白い花を咲かせ、その様子は公式サイトやSNSで「本日の沙羅の花」として日々更新されるほど注目を集める。花の見頃に合わせて訪れる常連も多く、庭園のアーカイブギャラリーには過去の四季折々の花々の記録も残されている。

喫茶「龍潜」と、夏季限定カフェ「沙羅」

中庭を眺めながら食事ができる喫茶「龍潜」は、館内の落ち着いた雰囲気をそのまま味わえる空間だ。沙羅の樹と緑が美しい中庭を窓越しに望みながら過ごす時間は、観覧の疲れをほぐすだけでなく、屋敷の空気感をじっくりと感じるひとときになる。

夏季には別途カフェ「沙羅」がオープンし、沙羅の花に彩られた季節限定の和風アフタヌーンティーが予約制で提供される。希望日の5日前までに申込みが必要で、予約状況はページ内のカレンダーで確認できる。

企画展と、気軽に参加できる体験プログラム

定期的に入れ替わる企画展では、田中本家が代々受け継いできた所蔵品にテーマを設けて紹介している。2026年の前期・後期は「田中本家の古民具さん」と題した展示が組まれており、歴史的な生活道具を通じて当時の暮らしぶりに触れられる構成となっている。

体験プログラムとして常時受け付けているのが「和柄ステンシルでトートバッグ作り」。予約フォームまたは電話で希望日の3〜4日前までに申し込めば、休館日を除く希望の日時に参加できる。

撮影・特別利用にも対応

美しい庭園と歴史的な屋敷を舞台にした婚礼前撮りやコスプレ撮影向けの「庭園撮影プラン」、あるいはお座敷を借り切って使える「お座敷貸出プラン」も用意されている。特別な記念日や撮影目的での利用を検討している場合は、事前に問い合わせてみるとよい。ミュージアムショップではオリジナル商品や信州特産品も扱っており、オンラインショップでも購入できる。

アクセス

長野県須坂市穀町476

営業時間

定休日: 火曜

料金目安

500~1,500円

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