
水産大学校
GALLERY
日本で唯一の水産専門の国立大学校として、山口県下関市に根ざす水産大学校。国立研究開発法人水産研究・教育機構のもとに設置され、海の恵みと向き合い続ける水産業・関連分野のスペシャリストを送り出している教育機関だ。
実践を軸にした教育体系
水産に関する学理と技術を体系的に学ぶ複数の学科が置かれており、学部相当の課程に加えて専攻科、さらに大学院相当の水産学研究科まで一貫した学びの場が整う。なかでも水産流通経営学科のように、漁業の現場から流通・経営の視点までを扱う学科があることは、水産業を総合的に支える人材を育てるという理念を体現している。また、同学科の教員が文芸作品を刊行するなど、多様な知的活動が学内に息づいている点も特徴的だ。
練習船「耕洋丸」による遠洋航海
水産大学校の実践教育の象徴ともいえるのが、練習船耕洋丸による遠洋航海訓練だ。第123次航海が出港式とともに記録されているように、長い歴史のなかで幾度も大海原へと学生を送り出してきた。教室で得た知識を実際の船上で試す経験は、水産の現場で即戦力となる力を養う。こうした設備と経験の蓄積は、他の教育機関では代替しにくい水産大学校ならではの強みである。
研究と社会への発信
学術面でも積極的な成果を上げており、新種のウチワスナヤツメとミナミスナヤツメの報告など、フィールドに立脚した生物学的研究が続けられている。水産研究・教育機構として研究発表会を開催し、その成果を広く社会に届けようとする姿勢も一貫している。
地域・社会との接点
学外との連携活動も幅広い。シーフードショー大阪への出展や、地域の子どもたちに向けた「出張すいだい水族館」の開催、毎年恒例の公開講座(第28回まで実施確認)など、専門知識を地域社会に還元する取り組みが根付いている。世界海事大学(笹川平和財団奨学生)の学校見学受け入れや県議会議員の現地視察が行われていることからも、国内外から注目される教育・研究の場であることがうかがえる。
学びを支える制度
多子世帯の学生を対象とした授業料等の無償化制度の申請受付が行われるなど、経済的な支援体制も整備されている。水産の道を志す学生が、家庭の事情にかかわらず学びに集中できる環境づくりが進んでいる。オープンキャンパスや水産学研究科の入試説明会も定期的に開催されており、進学を検討する高校生・社会人にとって実際の雰囲気を確かめる機会も充実している。
アクセス
山口県下関市永田本町2丁目7-1
RELATED SPOTS
関連するスポット(8件)






