
しかべ間歇泉公園
GALLERY
北海道道南の小さな漁師町・鹿部町(人口約3,800人)に、開業からわずか3年で来園者100万人を突破した「一点突破型」の道の駅がある。その核心にあるのが、大正13年の発見以来、約100年にわたり噴き続ける「しかべ間歇泉」だ。2018年11月に北海道遺産へ認定されたこの天然の噴泉は、100℃の熱湯を高さ15mを超える水柱として、約10〜15分ごとに規則正しく吹き上げる。自然が生み出すダイナミズムと、水産王国が誇るブランド食材が掛け合わさり、函館から車で1時間弱という好立地もあって、道南随一の立ち寄りスポットへと成長した。
足湯から眺める100℃の噴泉
しかべ間歇泉公園の体験の核心は、足湯に浸かりながら間歇泉を間近で観察できるレイアウトにある。約10〜15分という噴出サイクルは「待つ」という体験を楽しみに変え、轟音とともに白煙を上げて吹き上がる瞬間の迫力は圧倒的だ。大正期から湯量も周期もほとんど変わらぬまま稼働し続けているという事実が、この噴泉を単なる観光資源を超えた「北海道の生きた自然遺産」たらしめている。
浜のかあさん食堂の看板料理
飲食の核となるのが「浜のかあさん食堂」。名物は、まるまる1本のたらこを主役に据えたプレミアムたらこ御膳で、鹿部ブランドの「鹿部たらこ」の存在感を全身で受け止められる一皿だ。季節限定の甘エビ丼(5月中旬〜7月中旬)は、かあさんたちが一尾一尾手作業で剥いた甘エビを惜しみなく盛り付けた逸品で、予約不可・数量限定という条件が希少感をさらに高める。煮魚などの惣菜も評判で、漁師町の食卓がそのまま再現されるような親しみやすい雰囲気が特徴だ。
湯けむり処しかべ焼きと多彩な飲食テナント
「湯けむり処しかべ焼き」では、地元産の白口浜真昆布を活かした焼き料理が楽しめる。シルバーウィークなど季節限定で「桶サイダー」が登場するなど、訪れるたびに新しい発見がある仕掛けも多い。ほかにも、鹿部温泉の蒸し釜を使った料理、「こいたのおかず屋」、ソフトクリームショップ、2026年春に開業した海鮮丼テイクアウト店と、テナント構成はバラエティに富む。お土産には「鹿部から来ましたまんじゅう」や「おばあのみそ味いか塩辛」「いかさし松前漬け」など、ここでしか出会えない鹿部発のラインナップが並ぶ。
水産王国・鹿部のブランド食材
道南地域のなかでも鹿部町は「水産王国」と称されるほど豊富な水産物の産地だ。スケソウダラ、噴火湾湾口のホタテ、白口浜真昆布、そして全国区のブランドに育った「鹿部たらこ」など、いずれも一次産業の現場から直接届く鮮度と品質が売り物。道の駅内の売店でもこれらのブランド食材が購入でき、旅の土産として持ち帰る来訪者も多い。
受賞歴とアクセス
トリップアドバイザーのトラベラーズチョイスアワードを受賞しており、旅行者からの口コミ評価でも道内有数の観光施設として認知されている。函館駅から車で1時間弱という距離は、道南観光の日帰り圏内に収まり、大沼・駒ヶ岳エリアとあわせた周遊ルートにも組み込みやすい。道の駅10周年(2026年)を節目に設備・テナントともにさらに充実が進んでおり、再訪のたびに新たな顔を見せてくれる施設だ。
アクセス
函館駅から車で約1時間
営業時間
【3月20日~11月30日】 物販 09:00-17:00 / 浜のかあさん食堂 11:00-14:00 / 湯けむり処しかべ焼き 10:00-16:00 / 足湯公園 09:00-17:00 【12月1日~3月19日】 月~木 10:00-15:00、金~日 10:00-17:00(施設ごとに異なる)
料金目安
足湯・公園:大人300円、子供200円。飲食は各テナントで異なる。
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