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群馬県立世界遺産センター「セカイト」

群馬県立世界遺産センター「セカイト」

※写真はイメージです。

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富岡製糸場と絹産業遺産群が2014年6月25日にユネスコ世界遺産に登録されたことを機に誕生した群馬県立世界遺産センター「セカイト」。「世界を変える生糸の力研究所」を掲げ、絹産業が日本と世界の近代化に果たした役割を深く掘り下げることのできる、全国でも類を見ない専門的な体験・研究施設です。

歴史的倉庫群がよみがえった建物

施設の最大の特徴のひとつが、建物そのものの来歴です。上州富岡駅と富岡市役所の間に残っていた歴史的な倉庫群を再利用・再開発して設立されており、レンガ積みの1号倉庫、大谷石積みの2号倉庫、土壁の3号倉庫、そして木造の乾燥場という4棟の建造物で構成されています。なかでも1号倉庫は世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」のガイダンス施設として生まれ変わり、レトロな外観と現代的な展示機能が共存する空間として訪れる人を迎えます。

4つの構成資産を一堂に学ぶ

セカイトでは、世界遺産を構成する4資産の価値と背景をまとめて把握できます。

富岡製糸場は明治5年(1872年)に明治政府が設立した官営の器械製糸場で、民営化後も製糸技術開発の最先端として国内の養蚕・製糸業を世界トップ水準へと引き上げた拠点です。

田島弥平旧宅は文久3年(1863年)に建てられた住居兼蚕室で、通風を重視した蚕の飼育法「清涼育」を大成した田島弥平ゆかりの地。間口約25m・奥行約9mの瓦葺き総2階建てであり、換気用の越屋根が初めて設けられた建築物として養蚕史に名を刻んでいます。

高山社跡は明治16年(1883年)に高山長五郎が通風と温度管理を組み合わせた「清温育」という飼育法を確立した地。翌年に設立された養蚕教育機関・高山社はその技術を全国および海外に広め、清温育は全国標準の養蚕法となりました。

荒船風穴は明治38年(1905年)から大正3年(1914年)にかけて造られた蚕種(蚕の卵)の貯蔵施設です。岩の隙間から吹き出す天然の冷風を利用して蚕種を低温保存するという発想で、当時は年1回しかできなかった養蚕を複数回可能にし、生産量の飛躍的な拡大に貢献しました。

体験・イベントで絹の世界に触れる

セカイトでは展示の鑑賞にとどまらず、夏休みには小学生向けの世界遺産講座「セカイトキッズアカデミー」が開催されるなど、子どもが絹産業の歴史を体感できるプログラムも充実しています。また「蚕蟲祭」と銘打った期間限定イベントや、周辺エリアをめぐるスタンプラリー「かんな・かぶら∞ぐるぶらの旅」など、地域全体と連動した企画も定期的に実施されており、何度でも訪れる理由が生まれます。

日本遺産との接点

世界遺産だけでなく、日本遺産「かかあ天下~ぐんまの絹物語~」をはじめとする群馬県内の絹遺産も総合的に紹介しており、富岡製糸場単体では見えてこない群馬の養蚕文化の全体像をつかむことができます。調査研究機能も備えているため、絹産業に学術的な関心を持つ来訪者にとっても情報の起点となる施設です。

アクセス

上州富岡駅と富岡市役所の間の位置。具体的な駅からの徒歩時間はサイトに記載なし

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