
龍泉寺(足利厄除け大師)
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福聚山龍泉寺は、元久2年(1205年)に比叡山の直末寺として開創された天台宗の古刹で、800年以上にわたり「足利厄除大師」として足利の地に根ざしてきた。厄除け・方位除けを中心に年中祈願を受け付けるほか、美術館・茶室・オンライン祈願・ペット供養と、時代に合わせた多様な関わり方ができる寺院として知られている。
800年の歴史を刻む厄除けの霊場
鎌倉時代に開かれた龍泉寺が「厄除大師」として広く信仰を集めるのは、厄除祈願の創始者ともいわれる「元三大師さま」を祀っているからだ。元三大師はその御命日である1月3日を中心に大祭の核として崇められており、近郷近在はもとより県内外から多くの参拝者が訪れる。本人が参拝できない場合は家族などの代理参拝も認めており、祈願の門戸を広く開いているのが龍泉寺のひとつの特徴である。
元旦から節分まで続く「足利厄除大師大祭」
年間でもっとも活気づくのが、元旦から2月3日の節分まで催される「足利厄除大師大祭」の期間だ。境内では「福授け縁起ガラマキ式」や「ダルマ市」など特色ある行事が次々と開かれ、冬の足利に賑わいをもたらす。また2026年は十年に一度の「秘仏御開扉」が元旦から行われており、通常は拝めない秘仏と向き合える貴重な機会となっている。
比叡山から伝わる「不滅の法燈」
境内でひときわ重みを帯びるのが、天台宗を開いた伝教大師最澄が比叡山根本中堂で灯した「不滅の法燈」の分灯だ。この炎は1200年にわたり絶やされることなく護られてきたもので、昭和60年(1985年)3月30日に比叡山延暦寺第253代天台座主猊下より日本で8番目の分灯として龍泉寺に授けられた。厄除大師の御宝前で今も静かに灯り続けるこの法燈は、寺の歴史の深さを体感させてくれる。
龍泉寺美術館と茶室「華照庵」
「お寺は文化の発信地」という考えのもと、境内には「龍泉寺美術館」が設けられており、貴重な美術品や文化財を常設展示している。開館時間は10時から16時、月曜は休館。2025年7月から12月にかけては「若冲と江戸絵画展」が開催されるなど、企画展も随時行われる。美術館に隣接する茶室「華照庵」も利用可能で、参拝のあとに静かな時間を過ごす場としても機能している。
オンライン祈願とペット供養という新たな選択肢
遠方の参拝者や混雑が心配な方に向けて、Zoomを使ったオンライン祈願「お家で厄除け」を導入している。大祭期間(元旦〜2月3日)に受け付けており、リアルタイムで祈願に立ち会いながら御札を後日郵送で受け取ることができる。また、ペット供養にも対応しており、大切な家族の旅立ちを人の葬儀と同様に丁寧に火葬・供養してもらえる。受付時間は午前8時から午後5時で、まず電話で相談する形をとっている。
アクセス
栃木県足利市助戸1丁目652
営業時間
受付時間:8:00~17:00(美術館は10:00~16:00、月曜休館)
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