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六甲おとめ塚温泉

六甲おとめ塚温泉

※写真はイメージです。

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神戸市灘区の住宅街に、万葉の恋物語を宿した天然温泉がある。六甲おとめ塚温泉は毎分480ℓという豊富な湧出量を誇る源泉をそのまま掛け流しで使う施設で、朝6時から深夜1時まで年中無休で地域の人々の日常に溶け込んでいる。

万葉集に詠まれた恋物語が施設の原点

施設の名前と空間デザインには、この土地に伝わる古い恋の物語が織り込まれている。温泉の南には処女塚古墳、東西にはそれぞれ求女塚古墳があり、万葉集の巻九に収められた歌人・高橋連虫麻呂の長歌がその由来をたどっている。

むかしこの地「菟原(うない)」に美しい乙女が住んでいた。菟原乙女(うないおとめ)と呼ばれた彼女を、地元の猛々しい若者・菟原壮士と、東の茅渟(ちぬ)から笛を携えてやってきた茅渟壮士のふたりが激しく求めた。二人の純粋な想いの間で心が引き裂かれた乙女は、ある夜そっと舟を漕ぎ出し、海の彼方へと姿を消してしまった——愛するふたりが争うことを見るに忍びなかったのだという。

この哀しくも美しい物語にちなんで施設は名づけられ、空間設計にもそれが反映されている。サロンは菟原乙女の優美さを、向かって右の浴場は茅渟壮士の都ぶりのやさしさを、左の浴場は菟原壮士の鄙ぶりの強さを象徴するデザインとなっている。そして男女が日替わりで浴場を入れ替える運営スタイルもまた、いにしえのロマンにちなんだ趣向だ。

源泉掛け流しの炭酸泉「美人の湯」

温泉の核心は、毎分480ℓが湧き出る源泉を加温・加水せずそのまま浴槽に注ぐ掛け流しの湯だ。成分は有名温泉と同じ炭酸泉で、「美人の湯」の愛称で親しまれている。肌がツルツルになる美肌効果のほか、血行促進や疲労回復への働きが知られており、温泉ファンから支持を集める理由のひとつになっている。

日替わりで変わる二つの浴場とサウナ

この施設ならではの楽しみが、奇数日と偶数日で男湯と女湯が入れ替わる「日替わり浴場」の仕組みだ。「益荒男の湯」には塩サウナが、「神楽の湯」には乾式サウナが設けられており、訪れる日によって体験できるサウナの種類が変わる。塩サウナと乾式サウナ、どちらも楽しみたい場合は日を変えて再訪するのが定番の楽しみ方になっている。

入浴後を充実させるリラクゼーション施設と食事処

湯上がりの時間を延ばしてくれる施設も揃っている。リラクゼーションでは全身ボディケアのマッサージ、足底のツボを刺激するフットケア、アロママッサージ、キャビテーションの4メニューが用意されており、温熱でほぐれた体をさらに整えることができる。館内の食事処では地元で採れた旬の食材を使った四季折々の料理を提供しており、入浴後にそのまま食事まで済ませられる。

手の届く料金と充実したアクセス

大人(中学生以上)の入浴料は平日500円、入浴+サウナのセットでも平日720円と、気軽に足を運べる料金設定になっている。手ぶらで来ても平日900円のセットで対応可能だ。常連向けには入浴回数券(10枚4,600円)や入浴サウナ回数券(10枚6,200円)も販売されている。なお支払いは現金のみで、クレジットカードは利用できない。

最寄りは阪神本線「石屋川」駅から徒歩5分。専用駐車場は37台分を確保しており、電車でも車でもアクセスしやすい立地だ。

アクセス

阪神本線「石屋川」駅徒歩5分 JR神戸線「六甲道」駅徒歩13分

営業時間

6:00〜深夜1:00(最終受付0:30)。年中無休(年数日点検休あり)。日替わり浴場(偶数日と奇数日で男女浴場が異なる)

料金目安

平日:大人500円、中人200円、小人100円。入浴+サウナセット720円(平日)、手ぶらセット900円(平日)

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店舗詳細

価格帯
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現金
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日本語

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