
らぁ麺ここん
GALLERY
静岡市葵区にたたずむ「らぁ麺ここん」は、世界35か国でラーメンの奥深さを学んだ店主が2020年に開業した、唯一無二の一軒。「背伸びしない贅沢」というコンセプトのもと、古き良き食堂の温もりと旅で培った技が融合した、何度訪れても飽きのこない味を提供し続けています。
世界35か国を巡った店主が辿り着いた「ここん」の哲学
「らぁ麺ここん」という店名には、古今東西の知恵を集めながら、"ここ(此処)の今"にしかない味を作るという意志が込められているように感じられます。店主は日本国内にとどまらず、35か国ものラーメン文化を肌で体感し、各地のラーメン店で腕を磨いてきた異色の経歴を持ちます。それだけのキャリアを積みながらも、たどり着いたのは華やかな創作系ではなく、「どこか懐かしさを感じさせる、大衆的な味わい」というシンプルな答えでした。
「何度食べても『あ〜これだよ、この味だよ』と思えるような、飽きのこない味」——店主がラーメンを作るときにいつも意識しているという言葉です。世界のラーメンを知り尽くしたからこそ、日本の食卓に根ざした醤油ベースの中華そばに本気で向き合う意味があると気づいた。流行を追うのではなく、地元の人々が何度でも食べに来たくなる、普遍的な味わいを追い求めること。それが「らぁ麺ここん」の原点です。古今東西のいいとこどりをした味でありながら、どこか日本の家庭の食卓を思い起こさせる——それが世界を知った者にしか生み出せない、この店の逆説的な魅力です。
看板メニュー「鶏がら中華そば」の秘密
お店を代表する「鶏がら中華そば」は、ここでしか出会えない一杯です。スープに使う素材の量は通常の2倍——鶏と煮干し、節類をふんだんに使い、なんと8時間かけてじっくりと焚き上げます。この手間と時間をかけることで旨みは凝縮され、口に含んだ瞬間に複層的なコクが静かに広がります。
土台となるのは、日本の家庭料理にも馴染み深い醤油。鶏がらの甘みと煮干しの磯の香りが絡み合い、節類の奥行きが加わると、どこか懐かしいのに「ここでしか飲めない」と感じるスープが完成します。飲み干してしまいたくなるのに、飲み干した後も余韻が続く——そんな滋味深さが「らぁ麺ここん」の核心です。
麺との相性も計算されており、スープの旨みを余すことなく受け止めるバランスが取られています。シンプルに見えるビジュアルの奥に、店主の試行錯誤と世界各地で積んだ経験が静かに宿っています。これだけの素材と手間がかけられた一杯でありながら、地域の食堂として親しみやすい価格帯で提供されているのも、「背伸びしない贅沢」というコンセプトが価格設定にまで反映されているからでしょう。
朝7時からはじまる静岡の「朝ラー」文化
「らぁ麺ここん」のユニークな点のひとつが、早朝からの営業時間です。平日(月・火・木・金)と土曜日は朝7時、水曜日は朝10時からオープン。閉店は毎日14時なので、実質ランチタイムまでの営業ですが、朝イチからラーメンが食べられる貴重な存在として地元で愛されています。
「行ってきます!は、朝ラーで胃袋を満たしてから!」——お店が発信するこのメッセージが、店の雰囲気を物語っています。仕事前のひとときに立ち寄り、じっくり炊き上がったスープで体を温めてから一日をスタートする——そんな朝の習慣を持つ常連客が、平日の早い時間帯から足を運びます。静岡市の朝ラー文化を牽引する一軒として、老若男女を問わず地元の人々に支持されているお店です。
定休日は日曜日のみ。週6日営業しているので、週末は土曜日に訪問するのがおすすめです。朝7時から開いているため、静岡の澄んだ朝の空気の中でラーメンを味わうという贅沢な体験もできます。
古き良き食堂の温もりが宿る店内
「らぁ麺ここん」の内装は、コンセプト通りの「古き良き食堂」の雰囲気を大切にしています。奇をてらった演出はなく、どこかホッとするような懐かしい空気が漂います。26席が用意されており、ひとりでカウンターに向かってラーメンと静かに向き合う時間も、家族や友人とテーブルを囲む食事も、どちらも温かく迎えてくれる空間です。
インテリアや照明にも過度な演出はなく、あくまでも「料理そのものを楽しむ場所」としての機能美が重視されています。一人客がゆっくりとラーメンに向き合えるゆとりがありながら、複数人での会話も弾む——そのバランスが、地元の人々に長く愛される理由のひとつかもしれません。食事の場である前に、街の人たちの日常を支える場所であろうとする姿勢が、店全体の空気から伝わってきます。
訪問前に知っておきたいアクセス・基本情報
「らぁ麺ここん」は静岡市葵区流通センター4-1に位置します。車での来店が便利で、千代田上土インターチェンジから約3分というアクセスのよさが魅力です。駐車場は9台分を完備しており、車移動が主流の静岡市内での利用でも安心して訪れることができます。なお、場所がわかりにくい場合はスタッフに声をかければ案内してもらえます。
電話番号は080-1620-6164です。公式サイトでは予約受付に関する案内が確認できないため、基本的には当日直接来店するスタイルになります。混雑が気になる場合は電話で状況を確認してから向かうとよいでしょう。支払い方法は現金とPayPayに対応。クレジットカードには対応していないため、準備を忘れずに。
観光面では、「らぁ麺ここん」がある静岡市葵区は、徳川家康ゆかりの駿府城公園や静岡浅間神社など歴史ある観光スポットが点在するエリアです。市街地の中心部から少し離れた流通センターエリアに位置するため、周辺観光との組み合わせには車があると便利です。朝7時からの営業を活かして、「らぁ麺ここん」の一杯から静岡の一日をスタートする——それだけで、旅の記憶がひとつ豊かになるはずです。
アクセス
千代田上土IC より車で3分。駐車場あり(9台)
営業時間
7:00~14:00(水曜10:00~14:00)、定休日: 日曜
店舗詳細
- 決済方法
- 現金 / PayPay
- 対応言語
- 日本語
RELATED SPOTS
関連するスポット(8件)
NEARBY
周辺のスポット(8件)


















