
Picchio(ピッキオ)
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軽井沢の星野エリアに拠点を置くピッキオは、単なる観光アクティビティ事業者ではない。NPOとして「人とクマとの共存」を掲げ、森の生態調査・研究と観光体験の両軸を走らせる異色の組織だ。テレビ東京「ガイアの夜明け」でその活動が取り上げられたことも、その存在感の大きさを物語っている。
代表プログラム「野鳥の森ネイチャーウォッチング」
ピッキオを代表するツアーが「野鳥の森ネイチャーウォッチング」だ。軽井沢野鳥の森を歩きながら、四季折々の旬の生き物を観察する。歩行距離は2キロメートル弱に抑えられており、小さな子どもからご年配の方まで無理なく参加できる設計になっている。毎日開催という高い頻度も強みで、旅程に合わせて組み込みやすい。ガイドの解説によって動植物の様子や自然の仕組みが手に取るように見えてくる点が、参加者から繰り返し評価されている。
目撃率95%超:空飛ぶムササビウォッチング
夕暮れの森でムササビがマントのように体を広げて飛ぶ瞬間を目撃する「空飛ぶムササビウォッチング」は、ピッキオが長年にわたって蓄積してきた生態調査と飛行ルート把握があってはじめて成立するプログラムだ。その精度は数字に表れており、目撃率は95%以上(2025年:98.28%、2024年:94.96%)。ダイナミックな飛行シーンに思わず歓声が上がるという体験談は後を絶たない。開催期間は例年3月中旬から11月末まで。
夜の野生動物を追う「ワイルドサファリツアー」
軽井沢の野生動物の多くは夜に活動する。そのため日中に姿を見ることはほとんどできないが、このツアーでは専用のライトと車を使って夜の森や草原地帯に野生動物を探しに出かける。彼らと目が合った瞬間のドキドキは年齢を問わずかけがえない体験になるという。開催は例年4月から10月。冬季には木・金・土・日・祝限定の「冬のナイトサファリツアー」が別途設けられており、季節を変えて再訪する理由にもなっている。
季節限定プログラムと体験ワークショップ
季節ごとに特色あるプログラムも充実している。秋には「ネイチャーガイドと巡る、彩る秋の森さんぽ」が開催され、ハルニレテラスをスタート地点に渓流沿いの遊歩道を約40分歩く。ツアーの締めくくりには、自分で選んだお気に入りの葉で思い出のしおりを作る体験が待っている。子ども向けには「ピッキオこども冒険クラブ」が秋に設定されるほか、「ムササビも入る大きな巣箱を作ろう」というワークショップも年に数回開かれる。手を動かす体験が、森への理解をより深いものにしてくれる。
調査・研究を背景に持つNPO組織
ピッキオのブログには「クマとの共存」「ベアドッグ」「調査・研究」といったカテゴリが並ぶ。観光ガイドとしての顔の裏側に、軽井沢の野生動物と地域社会の関係を継続的にモニタリングする研究者集団としての顔がある。ピッキオ編著の図鑑・読み物(「ピッキオの本棚」)も発刊しており、動植物の名前と生態を平易に解説した内容は、ツアー後の学びを深める読み物として手に取る価値がある。ガイドツアーに参加するだけでなく、こうした出版物や調査活動に触れることで、軽井沢の自然をより立体的に理解することができる。
アクセス
軽井沢駅より車で約15分(星野エリア内)
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