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岡豊城跡

岡豊城跡

※写真はイメージです。

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四国を統一した戦国武将・長宗我部氏が拠点としていた岡豊城の跡地が、高知県南国市に今も静かに残されている。国指定史跡に指定されたこの山城は、戦国時代の土木技術と防衛戦略を今に伝える貴重な遺跡であり、平成29年4月には日本城郭協会の「続日本100名城」にも選ばれた。

中世山城の縄張りと遺構

城跡の中心を占めるのは主郭部で、最上段の「詰(つめ)」を頂点に、詰下段・二ノ段・三ノ段・四ノ段が連なる段状の構造を持つ。さらに西には「伝厩跡曲輪(でんうまやあとくるわ)」、南斜面には「伝家老屋敷曲輪」の二つの副郭が配置され、堅固な守りを形成している。

現地で目を引くのは、保存復元された土塁・石積み・竪堀といった遺構の数々だ。建物こそ現存しないものの、詰や三ノ段では礎石建物跡が発見されており、かつてここに構造物が立ち並んでいたことを物語る。

出城・伝厩跡曲輪の巧みな防衛設計

詰の西南方向に位置する伝厩跡曲輪は、周囲を急峻な斜面に囲まれた要害の地だ。北西方向には2本の堀切が掘られ、南斜面には「畝状竪堀群(うねじょうたてぼりぐん)」と呼ばれる複数の竪堀が並ぶ構造が確認できる。戦いの際には本城を守る出城として機能した場所であり、当時の戦術的思考を地形そのものから読み取ることができる。

隣接する高知県立歴史民俗資料館で歴史を深掘り

城跡に隣接する高知県立歴史民俗資料館の2階には「長宗我部展示室」が設けられており、城跡から出土した瓦片や火縄銃の弾丸など実物の遺物が展示されている(一時的に展示されていない場合もある)。山城を歩いて体感したあと、出土品を通じて城の内実に迫れる動線は、歴史ファンにとって見逃せないポイントだ。問い合わせ先も同資料館(088-862-2211)となっている。

訪問のベストシーズンと基本情報

城跡は夏場にマムシやハチが出没するため、南国市観光協会は春・秋・冬の訪問を推奨している。アクセスは南国インターチェンジから南へ約4km、高知龍馬空港からは西へ約13kmの距離に位置し、四国観光の動線にも組み込みやすい立地だ。

アクセス

南国I.C.から南へ約4km 高知龍馬空港から西へ約13km

営業時間

9:00~17:00

料金目安

無料

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