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日光東照宮宝物館

日光東照宮宝物館

※写真はイメージです。

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日光東照宮の境内に位置する宝物館は、御祭神・徳川家康公の遺愛品を中心に、朝廷・将軍家・大名家からの奉納品、祭器具など、日光東照宮が長きにわたり守り続けてきた神宝の数々を公開する文化施設です。国宝や重要文化財が一堂に揃い、歴史の重みをじかに感じられる場所です。

国宝・重要文化財が語る家康公の実像

展示の核となるのは、家康公が実際に着用したとされる「南蛮胴具足」(重要文化財)です。西洋の胴鎧の様式を取り入れたその姿は、戦国時代から江戸初期にかけての武将の実像を伝える一級資料。刀剣「勝光宗光」(重要文化財)をはじめ、重文・県文指定の刀剣も多数収蔵されており、刀剣ファンにとっても見応えのある展示内容です。

さらに注目すべきは「大工道具及び箱」(国宝)。寛永の大造替の際、上棟祭に用いられた儀式用の道具類で、東照宮の建造という一大事業がいかに厳粛な儀礼のもとで進められたかを示しています。「東照社縁起」絵巻(重要文化財)や家康公御画像(伝狩野派)といった絵画資料も揃い、視覚的に歴史を辿ることができます。

意外な収蔵品——渾天儀と朝廷文書

展示品は武具・刀剣にとどまりません。天体や星座を観測するための器具「渾天儀」は、家康公の知的好奇心と当時の科学水準を伝える異色の存在です。また、位記・宣旨といった朝廷からの公式文書も収蔵されており、将軍家と朝廷の関係を一次資料から読み解く機会を与えてくれます。寛永から昭和にわたる渡御祭で実際に使われた神輿も展示されており、信仰と祭礼の継続性を肌で感じられます。

東照宮シアターで「見えない歴史」に迫る

館内の東照宮シアターでは、二つの映像作品が上映されています。VR作品「日光東照宮 国宝陽明門」(ナレーション:窪田等、約8分)は、精密なCGで陽明門を再現し、建造当初の姿や修復の過程を映像化したもの。実物を目の前にするだけでは決して知り得ない情報が詰まっており、境内見学の前後に観ることで理解の深さが大きく変わります。もう一作「アニメーション徳川家康公」(約20分)は、家康公の幼年期・青年期を中心にCGアニメーションで描いた作品で、歴史の入門として子どもから大人まで楽しめます。なお、上映番組は時期により変わることがあります。

1階は無料——まず気軽に足を踏み入れて

1階はガイダンス機能を中心とした東照宮紹介エリアとなっており、入館料なしで利用できます。カフェも併設されているため、境内散策の休憩スポットとしても活用できます。有料の展示エリアへの入館料は個人で大人・高校生1,000円、小・中学生400円(35名以上の団体は割引あり)。境内拝観券とのセット券も用意されているため、東照宮をじっくり回る際はセット利用が賢明です。開館時間は4〜10月が9時〜17時、11〜3月が9時〜16時(受付は閉館30分前まで)で、年中無休(展示替え時を除く)です。

アクセス

日光駅から徒歩約15分

営業時間

4月1日~10月31日 9:00~17:00、11月1日~3月31日 9:00~16:00(受付終了は閉館30分前)、年中無休(展示替え時除く)

料金目安

大人・高校生 1,000円、小・中学生 400円(境内拝観券とのセット割引あり)

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