
史跡根城の広場
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史跡根城の広場は、鎌倉時代末期から戦国時代を生き抜いた城郭の記憶を、現代に体感できる歴史公園です。八戸市内の緑豊かな丘陵に広がるこの場所は、かつて約300年にわたって東北北部の政治・経済の要衝として機能した根城の跡地であり、丁寧な発掘調査と復原工事によって中世城郭のたたずまいがよみがえっています。
南部師行が築いた中世の城
根城は建武元年(1334年)、南部師行によって築かれました。以来、寛永4年(1627年)に領地替えで廃城となるまでの約300年間、八戸地方の中心として機能し続けました。南北朝の動乱から戦国期にかけての歴史の荒波を受けながら、この城は地域の拠点であり続けたのです。昭和16年(1941年)には国史跡に指定され、その後、昭和53年(1978年)から約11年をかけて本格的な発掘調査と整備事業が進められました。その成果をもとに、平成6年(1994年)10月に「史跡根城の広場」として公園化されました。
安土桃山時代の本丸を復原
発掘調査で明らかになった遺構をもとに、本丸跡には安土桃山時代における根城の姿が忠実に復原されています。中心となるのは「主殿」で、城主が来客を迎え、さまざまな儀式を執り行った建物です。内部には正月十一日の儀式の再現展示が設けられており、かつての城内での年中行事と当時の道具類を間近に見ることができます。
主殿のほかにも、武器や鎧の製作・修理が行われていた「工房」、物資を保管する「板蔵」、馬を飼う「馬屋」、「納屋」など複数の付属建物も復原されており、城郭内の生産・生活機能を丸ごと見渡せる構成になっています。
日本100名城スタンプと御城印
根城は公益財団法人日本城郭協会が選定した「日本100名城」のスタンプNo.5に登録されています。スタンプは史跡根城の広場の本丸窓口(開場時間内のみ)と、八戸市博物館の正面入口横(屋外設置のため24時間対応)の2か所で押印できます。城めぐりを楽しむ方にとって外せないポイントです。
また、来場記念となる「御城印」も1枚300円で販売されており、売り上げの一部は史跡の整備・保全に活用されています。時期によって限定スタンプが押された御城印も登場するため、複数回訪れる楽しみもあります。販売は現地のみで、郵送や取り置きには対応していません。
ボランティアガイドと自由散策
広場内は無料で散策できます(本丸エリアのみ有料)。ボランティアの史跡ガイドが無料で案内してくれるサービスもあり、所要時間は約1時間。解説を聞きながら歩くと、復原建物の一つひとつが持つ意味や発掘調査の裏話なども理解でき、見学の深みが増します。天気の良い日には広場内で茶道・短歌などのサークル活動も行われており、地域の文化活動の場としても親しまれています。
アクセス
青森県八戸市南郷大字根城字根城47
営業時間
9:00~17:00
料金目安
御城印 300円
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