
島根県立古代出雲歴史博物館
GALLERY
出雲大社の鳥居を抜けてすぐ東隣に建つ島根県立古代出雲歴史博物館(通称「れきはく」)は、日本最大規模の古代神話文化を体系的に学べる拠点として知られています。単なる地域博物館にとどまらず、国宝級の出土品と緻密な復元模型によって「神々の国しまね」の本質に迫ることができる場所です。
荒神谷遺跡の国宝青銅器
館の収蔵品の中でも際立つのが、荒神谷遺跡から出土した銅剣・銅鐸などの青銅器群です。一か所からこれほどまとまった青銅器が出土した例は全国的にも稀であり、古代出雲が列島規模の祭祀ネットワークの結節点だったことを物語っています。同時に展示される金色の大刀とともに、言葉では伝わりにくい「古代出雲の格」を実物の質感として体感できます。
宇豆柱と出雲大社本殿の謎
出雲大社境内の発掘調査で発見された宇豆柱(うづばしら)は、複数の丸太を束ねて一本の巨大柱を構成した古代の建築技術の証拠です。これほどの太さの柱が立ち並んでいたとすれば、出雲大社がかつて現在よりはるかに高い本殿を持っていたという説が現実味を帯びます。その解釈を補完するのが、平安時代の本殿を想定復元した10分の1の精密模型。図面や文献だけでは想像しにくい巨大社殿の空間スケールを、立体的に把握できます。
出雲神話回廊と出雲國風土記の世界
常設展は複数の展示テーマで構成されており、出雲神話回廊では『古事記』『日本書紀』に記された神話世界の舞台としての出雲を映像・展示を交えて紹介しています。出雲國風土記の世界をテーマにしたゾーンでは、奈良時代に編纂された風土記の記述と考古資料を照合しながら、古代出雲の社会と信仰を読み解く試みが展開されています。
学芸員講座・ミュージアムスクール
展示を観るだけでなく、学芸員が直接語る定期講座「学芸員が語る!ミュージアム講座」は毎月開催されており、研究の最前線にある専門家の言葉で収蔵品や出雲史の深層に触れられます。教育機関向けのミュージアム・スクールや出前授業も充実しており、学習旅行の目的地としても機能しています。
休館中の情報(2025年4月〜2026年9月予定)
現在、建物の耐震改修工事のため令和7年4月1日から令和8年9月(予定)まで休館中です。ただし、グッズ販売・各種講座・出前授業は休館中も継続して実施されており、KITTE大阪でのワークショップ出張開催なども行われています。リニューアルオープン後は観覧料・ミュージアムパスポート年会費の改定も予定されているため、最新情報は公式SNSで確認することをおすすめします。
アクセス
出雲大社東隣。〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東99番地4
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店舗詳細
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