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川旅屋
※写真はイメージです。

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川旅屋(かわたびや)は、奈良・三重・和歌山の三県が交わる秘境・瀞峡(どろきょう)を舞台に、パックラフティング、キャニオニング、川旅キャンプなどのアウトドア体験を提供するツアー企業だ。熊野川・北山川の流域は大阪や奈良からも「遠い」と感じるほどの奥地にあるが、代表の北野翔平氏は「わざわざ来てもらう価値が絶対にある」と断言する。それほどまでに、この川と峡谷には他では代えられない自然の迫力が宿っている。

パックラフトとは何か

川旅屋の看板体験はパックラフトツアーだ。パックラフトはアラスカなどの荒野を長旅する探検家が「川を渡って旅程を短縮する」ために考案した道具で、折りたたんでバックパックに収まるほど軽量コンパクトなゴムいかだ(1〜2人乗り)が原型。今では世界中で川下りのスタイルとして定着している。川旅屋はこのパックラフトを使って北山川・熊野川の瀞峡を下るツアーを催行している。

ツアーのラインナップ

瀞峡ショートツアー(2.5km) は、奈良・三重・和歌山の三県境「田戸」をスタート地点とし、断崖絶壁に挟まれた瀞峡をゆったりと下る。鳥の声、川のせせらぎ、岩の間から落ちる滝の音に耳を澄ませながら自然を体感する。

ダウンリバー1日ツアー(約10km) は同じ田戸出発だが、ショートツアーのゴールを越えてさらに下流へ進む。途中にいくつもの「瀬」(流れの速い区間)が現れるが、難易度は低く設定されており、初心者でも安心して挑戦できる。川原でのお弁当タイムも含まれる。

1泊2日川旅キャンプツアー は、代表の北野氏が「このツアーをしたくて川旅屋を始めた」と語る看板プログラム。1日目は川下りでベースの川原に上陸し、焚き木を集めて食事を作り、焚火を囲みながら星空の下で過ごす。2日目は朝食のあと再び川に出る。カーブを曲がるたびに新しい景色に出合える川旅と、キャニオニングや野営の体験が一体となった2日間だ。

88歳でも参加できる懐の深さ

川旅屋のツアーはパックラフトが「漕ぎっぱなし」ではないため、体力に自信がない人でも楽しめる設計になっている。実際にツアーに参加した最高齢は88歳の男性だという。泳げない参加者もライフジャケット着用とガイドの安全管理のもとで受け入れており、子どもから高齢者まで幅広い世代が瀞峡の大自然を体験できる。

天候とのつきあい方

台風や集中豪雨で川が増水している場合を除き、雨天でもツアーは催行される。晴れの日とも曇りの日とも違う、雨の日ならではの川の表情を楽しめるのも川旅の醍醐味だと川旅屋は伝える。荒天で催行中止を決定した場合は全額返金される。

瀞峡という場所が持つ歴史

瀞峡一帯はかつて「いかだ下り」の文化が根づき、人々に長く愛された場所でもある。地元の人々との交流も川旅屋の魅力の一つで、秘境でありながら人情豊かな土地柄が訪れる人を温かく迎える。

アクセス

和歌山県新宮市

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