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新宮市観光協会 丹鶴城歴史探訪ツアー

新宮市観光協会 丹鶴城歴史探訪ツアー

※写真はイメージです。

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新宮市観光協会が運営する丹鶴城歴史探訪ツアーは、地域を熟知した観光ガイドが同行し、世界遺産の社叢から城跡、熊野古道の山道まで、ひとりでは気づきにくい固有の文脈を解説しながら案内する体験型ツアーだ。新宮市は紀伊半島南東部、熊野川が熊野灘へと注ぎ込む地に位置し、市域の9割を深い森が占める。古くから自然崇拝に根ざす「熊野信仰」が受け継がれてきたこの地には、世界遺産の神社群、徐福上陸の伝承地、紀州徳川家家老・水野家の城跡、大逆事件の舞台といった多層的な歴史が積み重なっている。

テーマと所要時間で選べる9つのモデルコース

ツアーは体力・関心・滞在時間に応じて9つのモデルコースから選べる。最も手軽な「市内2社巡り」は所要約1.5〜2時間で、熊野速玉大社と神倉神社を訪れる入門コース。そこに唯一海を望める熊野古道・高野坂を加えると所要約4.5〜5時間の「市内2社巡り+高野坂」になる。2016年に世界遺産へ追加された阿須賀神社も含む「世界遺産3社巡り」は所要約3〜4時間、これを全行程徒歩で高野坂まで回る「世界遺産3社巡り+高野坂」は所要約6時間に及ぶ。新宮城跡のみに的を絞ったコースは所要約1時間30分と短く、体力に不安がある人でも参加しやすい。ジオサイトに認定された孔島・鈴島と三輪崎八幡神社を訪ねる「高野坂と三輪崎散策」は所要約3時間。古道を本格的に歩く大雲取越・小雲取越はそれぞれ半日規模の山岳コースだ。

熊野信仰の拠点——3つの世界遺産社

ツアーの核となるのが、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された3社だ。熊野速玉大社は全国に3000余社ある熊野神社の総本宮であり、日本第一大霊験所として古来から崇敬を集めてきた。神倉神社は熊野の神々が最初に降り立った霊地とされ、ゴトビキ岩をご神体として仰ぐ。参道には538段の急峻な石段が連なり、毎年2月6日に行われる「御燈祭り」は熊野に春を告げる男の火まつりとして知られる。2016年に世界遺産へ追加された阿須賀神社まで含む3社巡りコースでは、昭和の懐かしい雰囲気を残すレトロな市街地を散策しながら各社を結ぶルートを歩く。

歴史が重なる地——新宮城跡と徐福伝説

城跡コースが対象とする新宮城(丹鶴城)は、平成29年(2017年)に「続日本100名城」に認定された。北に熊野川、東に太平洋、南西に新宮市街を一望できる立地であり、かつて紀州徳川家家老・水野家の居城として機能していた。新宮市にはさらに、秦の始皇帝の命を受けた徐福が上陸したとされる伝承の地や、近代日本史に登場する大逆事件の舞台となった場所も残る。ガイドの解説があって初めて浮かび上がるこうした文脈は、現地を訪れるだけでは読み取りにくい。

熊野曼荼羅絵解きという体験

歩くことが難しい場合や雨天時に選ばれることが多い「熊野曼荼羅絵解き」コースでは、新宮・那智・本宮・熊野歓心10界の世界観をガイドが絵を用いてわかりやすく説明する。所要時間は1枚あたり約15分、2枚で約40分、4枚で約1時間が目安で、参加者の希望に合わせて調整できる。

熊野古道の最難所を歩く——大雲取越・小雲取越

古道コースのうち大雲取越は、熊野那智大社から熊野本宮大社へ向かう古の巡拝者が通った山道で、熊野古道中辺路の最難所と称されるルートを半日かけて歩く。小雲取越は大雲取越との中継点である小口からスタートし、熊野本宮大社に近い請川を目指す登山ルートで、杉と檜が混生する深い森の中を進む。いずれも専門ガイドの同行があることで、道中の信仰的・生態的な背景を聞きながら歩けるのがこのツアーならではの体験だ。

予約・問い合わせは新宮市観光協会(TEL: 0735-22-2840)まで。料金表・申込書はPDFおよびExcel形式で配布されている。

アクセス

新宮市新宮3(丹鶴城跡は新宮市内)

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