
岩手県立博物館
GALLERY
岩手県の大地と人々の歩みを、ひとつ屋根の下で体感できる施設が岩手県立博物館です。1980年(昭和55年)10月、岩手県の県制百年を記念して開館したこの総合博物館は、岩手山を望む丘の上に立ち、地質時代から現代までを貫く壮大なスケールの展示で訪れる人を迎えます。
5分野が交わる「総合博物館」という個性
一般的な郷土資料館が歴史や民俗に絞るのとは対照的に、岩手県立博物館は地質・考古・歴史・民俗・生物の5つの分野を横断する総合展示を採用しています。太古の地層から刻まれた岩手の地形的な成り立ち、縄文以降の考古遺物、藩政期の歴史資料、各地に根づいた民俗文化、そして多様な動植物の姿まで、ひとつの施設の中で体系的につながりながら展示されています。バラバラな知識ではなく「岩手という場所の重なり」として理解できる構成が、この博物館の大きな特徴です。
広大な敷地に移築された、岩手の民家
敷地面積は53,112㎡、延床面積は12,051㎡。これは単なる数字以上の意味を持っています。広大な敷地には、県内各地から実際に移築された民家が配置されており、屋外でも岩手の生活文化に触れることができます。展示室のガラスケース越しに眺めるだけでなく、かつて人々が暮らした建築そのものと向き合えるのは、ここならではの体験です。植栽工事を小岩井農牧が手がけた散策広場も整備されており、緑の中をゆっくり歩きながら岩手の風土を感じることができます。
開館への道のりと施設の重み
着工は1978年(昭和53年)3月、完成は1980年9月。総工事費44億3千万円をかけて建設されたこの施設は、設計を株式会社佐藤武夫設計事務所、施工を鹿島建設株式会社、展示を丹青社・乃村工芸社、民家移築を文化財建造物保存技術協会がそれぞれ担うという専門家の総力で仕上げられました。県制百年という節目に「岩手のすべてを一堂に収める場所をつくる」という意志が、施設のスケールと多分野にわたる展示方針に今も刻まれています。
岩手山を望む丘の上から
博物館が立つ丘からは岩手山を望むことができます。展示で地質や自然の成り立ちを学んだあと、窓の外や敷地内からその山容を実際に眺める体験は、知識と風景がつながる瞬間を生み出します。館内の学びを外の景色へと接続できるロケーションは、博物館としての設計意図のひとつと言えるでしょう。盛岡を訪れた際には、市街地の観光と合わせて時間をとって足を運ぶ価値のある施設です。
アクセス
盛岡市上田字松屋敷34
営業時間
9:00~17:00
料金目安
300円~600円
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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