
Nagasawa COFFEE
GALLERY
岩手県盛岡市の上田エリアに店を構えるNagasawa COFFEEは、スペシャルティコーヒーの世界に真剣に向き合うロースタリーだ。Googleマップでの評価は4.5(472件)と高く、地元のコーヒー愛好家から遠方のビジターまで、幅広い層に支持されている。
盛岡・上田に息づく、本格スペシャルティコーヒーの聖地
盛岡駅から少し足を延ばした上田1丁目。岩手大学に近いこの落ち着いたエリアに、Nagasawa COFFEEは静かに、しかし確かな存在感をもって立っている。派手な看板や観光地然とした賑わいとは無縁の場所だからこそ、コーヒーそのものの魅力が際立つ。「コーヒーライフをより豊かに」というブランドの言葉には、飲む人の日常にさりげなく溶け込み、心に余裕をもたらしたいというオーナーの思いが込められている。訪れるたびに「ここのコーヒーが飲みたくて来た」と感じさせる、そういう店だ。
1960年代製・ドイツ製焙煎機が生む唯一無二の風味
Nagasawa COFFEEを語るうえで欠かせないのが、焙煎機へのこだわりだ。同店が使用するのは、ドイツのプロバット社が1960年代に製造した「UG-15」という焙煎機。重さ約1トンにも及ぶ鉄鋳物でできたこの機械は、今もなお世界中のロースターから高い評価を受ける名機だ。その最大の特徴は、鋳鉄の優れた蓄熱性から生まれる輻射熱による焙煎。豆の内側からじっくりと熱が浸透することで、甘みとフレーバーが豊かに引き出される。同店ではこのUG-15をドイツの専門業者にレストア・カスタムしてもらい、Nagasawa COFFEE仕様に仕上げている。現代の最新式焙煎機とは一線を画す、アナログな技術と職人的な感性が融合した一台だ。
世界各地のシングルオリジン——浅煎り・中煎り・深煎りの豊かな世界
ラインナップを見ると、その選定の本気度がよくわかる。グアテマラ、ホンジュラス、ボリビア、コスタリカ、ルワンダ、ケニア、エチオピア、コロンビア、ブラジルと、まさに世界のコーヒー産地を網羅するシングルオリジンが揃っている。注目すべきは、ホンジュラスのCOE(カップ・オブ・エクセレンス)2025の入賞豆や、グアテマラ・フィンカ アグア ティビアのゲイシャ品種ナチュラルなど、コーヒーマニアが思わず反応する高品質な豆が並ぶ点だ。
焙煎は浅煎り・中煎り・深煎りの三段階で展開。浅煎りはコーヒー本来のフレッシュな酸味とフレーバーを最大限に引き出した仕上がり、中煎りは苦味と酸味のバランスを重視した飲みやすいプロファイル、深煎りはしっかりとした苦味の中にも個性を感じ取れる複雑な風味が特徴だ。デカフェもエチオピアとコロンビアの2種類を用意しており、カフェインが気になる方にも丁寧に向き合っている姿勢が伝わってくる。価格は100g 2,000円〜3,200円(税別)程度で、スペシャルティコーヒーとしての品質を考えれば納得感のある価格帯だ。
ギフトやドリップバッグで、コーヒーの喜びを誰かへ
Nagasawa COFFEEは豆の販売だけにとどまらず、贈り物としてのコーヒー体験にも力を入れている。焙煎仕立ての豆を丁寧に箱詰めしたコーヒーギフトは、父の日や誕生日、お歳暮など様々な場面で喜ばれる一品。オンラインショップでも注文でき、全国どこでも送料無料で届けてもらえるのはありがたい。
ドリップバッグコーヒーも充実しており、「KEEP SMILE」ブランドの10袋入りセット(2,500円税別)や、ミックス5袋入り(1,450円税別)、ボリビアゲイシャのクリアケース入り4袋セットなど、手軽にNagasawa COFFEEの味を楽しめる商品が揃う。自宅でも職場でも、丁寧に淹れた一杯で豊かな時間を過ごせる。オリジナルブレンドは「KEEP SMILE Blend」「GreenEarth Blend」「No.3 BLEND」の3種(各200g 1,800円税別)があり、毎日飲みたいベーシックな一杯としてもおすすめだ。
ヘラルボニーとのコラボが示す、コーヒーを超えた世界観
特筆すべきは、盛岡発のアートブランド「ヘラルボニー(HERALBONY)」とのコラボレーション。知的障害のあるアーティストが生み出す「異彩を放つアート」とNagasawa COFFEEのコーヒーが融合したこのプロジェクトは、単なるコーヒー屋の枠を超えた文化的な試みだ。コラボレーションのアートコースター(1,800円税別)はギフトとしても人気で、盛岡という土地が持つクリエイティブな空気を体現している。コーヒーを飲む行為が、誰かの表現を支えることにつながるという体験は、飲む喜びにもう一層の深みを与えてくれる。
アクセスと利用シーン——観光の合間にも、日常の一杯にも
Nagasawa COFFEEへのアクセスは、盛岡駅からバスまたはタクシーで15〜20分ほど。岩手大学のそばという立地柄、学生や研究者が日常使いするカフェとして定着している一方、盛岡を訪れる旅行者がわざわざ足を運ぶ目的地にもなっている。盛岡市内には「冷麺」や「じゃじゃ麺」「わんこそば」といった名物グルメが揃い、盛岡城跡公園や岩手銀行赤レンガ館など歴史的な見どころも豊富。観光スポットを巡った後に、Nagasawa COFFEEで丁寧に焙煎された一杯を飲みながら旅の余韻に浸るのは、盛岡らしいゆとりある過ごし方といえるだろう。また、業務店向けの卸販売やトレーニングサポートも行っており、盛岡のカフェシーンを底上げする存在としても地域に根ざしている。
アクセス
盛岡駅から徒歩圏内
料金目安
¥1,450 〜 ¥4,200
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