
飯田市美術博物館
GALLERY
飯田市美術博物館は、美術と自然科学という一見異なる二つの領域を一つ屋根の下に収めた、全国でも珍しい複合型文化施設です。長野県飯田市を舞台に、明治の日本画から太古の生命の記録まで、幅広い知的好奇心に応える展示空間を提供しています。
菱田春草と「朦朧体」——明治日本画の到達点
館が誇るコレクションの核心は、明治時代を代表する日本画家・菱田春草の作品群です。春草常設展示室では、彼が生涯を通じて追求した山水表現や、輪郭線を意図的に曖昧にする「朦朧体」と呼ばれる革新的な技法を間近に観察できます。近代日本美術の転換期を生きた春草の筆致を通じて、明治という時代の芸術的胎動を肌で感じることができます。
長谷川善和コレクション——100年の古生物学研究の結晶
飯田市出身の古生物学者・長谷川善和博士が収集・研究した化石や現生動物の骨格標本群「長谷川善和コレクション」は、約100年にわたる研究の軌跡そのものです。2026年の特別企画展「古生物学の系譜」では、師・鹿間時夫との研究継承の歴史をたどりながら、標本保全の意義を問い直す内容が展開されています。
プラネタリウム「天歩」——星空と出会う空間
館内に設置されたプラネタリウム「天歩」では、季節ごとの星空解説や特別投影が実施されています。展示で培った自然科学への眼差しを、夜空へと広げる体験の場となっています。
関連施設との連携——芸術・民俗・歴史が交差する複合フィールド
館に隣接・連携する施設群も見逃せません。民俗学の泰斗・柳田國男を記念した「柳田國男館」、詩人・日夏耿之介を顕彰する「日夏耿之介記念館」、地域の歴史資料を伝える「遠山郷土館」、そして市民の創作活動を支える「市民ギャラリー」が周辺に揃い、芸術・民俗・歴史・自然科学にまたがる広大な文化フィールドを形成しています。
全年代に開かれた学びとイベント
毎月第3日曜日に開催される「トークフリータイム」では、家族や友人と会話しながら展示を鑑賞できます。夏休みには「ワクワクびはく」と題した企画も用意されるほか、ギャラリートークや自然講演会など、子どもから大人まで年間を通じて学びの機会が提供されています。小・中・高校生は常設展・企画展の観覧が無料となっており、次世代の文化体験を後押しする姿勢が際立ちます。
アクセス
長野県飯田市追手町2-655-7。交通アクセスの詳細は公式サイト参照。
営業時間
9:00~17:00
料金目安
小中高校生観覧無料
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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