
仿古堂
GALLERY
熊野町は「筆の里」として知られる広島県安芸郡の町。その地に根ざし、四代にわたって筆づくりひと筋に歩んできたのが株式会社仿古堂です。「筆のある暮らし」を掲げ、書筆と化粧筆という二つの柱で、日常の中に筆文化を届け続けています。
四代の歴史と無形民俗文化財の技
仿古堂の歴史は初代・井原東に始まり、二代目・井原思斉、三代目・丹羽宏、そして現在の四代目・井原倫子へと受け継がれてきました。創業120周年を超えた老舗ながら、時代に合わせた製品開発やメディア発信にも積極的で、広島経済レポート・テレビ・Casa BRUTUSなど主要媒体で紹介されてきた実績があります。
2025年には、熊野の筆づくりの技術が広島県無形民俗文化財に指定されました。この認定は、仿古堂をはじめとする熊野の職人たちが守り続けてきた製造技術が、地域の文化遺産として公式に評価されたことを意味します。
書筆と化粧筆、二本立ての製品づくり
書筆では、毛質・号数ごとに丁寧に選別した高級銘筆をラインナップ。書道用の実用筆にとどまらず、干支筆や赤ちゃん誕生記念筆など、人生の節目に贈る「特別な一本」も手がけているのが仿古堂らしさです。
化粧筆はファンデーションブラシ・フェイスブラシ・スライド式リップブラシ・洗顔ブラシなど、メイクと肌ケアの各場面に対応した製品を展開。母の日限定セットをはじめ季節ごとの限定セットも好評で、贈り物需要にも応えています。熊野の筆職人が培った毛の扱いの技術が、化粧筆の品質にも直結しています。
筆の駅:工程を見て、触れる体験
工房内に設けられた「筆の駅」では、原毛の選毛処理からふのり(植物性糊)を使った整毛・色付けまで、熊野筆ができあがるまでの各工程を間近で見学・体験できます。ブログには「あい氏の奮闘記」と題した連載があり、原毛(根付き)の処理工程がリアルに記録されています。筆づくりの手仕事の奥深さを、単なる展示ではなく現場の空気ごと感じられるのが筆の駅の魅力です。
また筆の駅内のミニギャラリーでは、広島ゆかりの作家の絵画展など定期的な企画展示が開催されており、工芸体験と鑑賞を組み合わせた訪問ができます。
全国の書道・伝統展への出展
奎星展・独立書展・現代書道二十人展・日本詩文書作家協会書展・日本の伝統展など、全国規模の書道・民藝関連の展覧会・展示会に積極的に出展しています。こうした場での存在感は、書道を愛好する人々の間での仿古堂への信頼を示しています。
熊野町のふるさと納税返礼品(ふるさとチョイス・楽天市場)にも選ばれており、書筆・化粧筆ともに充実したラインナップが遠方からも注目されています。熊野を訪れた際には、「名古屋ホウコドウ」という関連拠点の存在とあわせて、仿古堂の筆文化の広がりを感じてみてください。
アクセス
広島県安芸郡熊野町出来庭10-6-23
営業時間
9:00~17:00
料金目安
1,000円~3,000円
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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