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広島市水道資料館

広島市水道資料館

※写真はイメージです。

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広島市東区に静かにたたずむ広島市水道資料館は、大正13年(1924年)に建設された送水ポンプ室を改修した施設だ。水道インフラの歴史を語るだけでなく、被爆建物かつ近代化産業遺産という二重の歴史的価値を持つ、広島ならではの特別な場所である。

二つの顔を持つ近代建築

大正13年に完成したこの建物は、広島市の近代水道を支える送水ポンプ室として機能していた。太平洋戦争中の被爆を経てもなお建物は残り、被爆建物として正式に登録されている。さらに近代化産業遺産にも認定されており、近代日本の産業インフラの遺構として評価を受けている。水道施設でありながら戦争の記憶も刻んだ建物という重層性が、この資料館を他の施設と一線画す存在にしている。

広島市の水道が歩んだ歴史

館内外の展示を通じて、広島市の水道事業がどのように発展してきたかを体験的に学ぶことができる。2階が主要な展示スペースとなっており、水道インフラの仕組みや水資源の大切さについての展示が設けられている。昭和60年(1985年)の開館以来、学校の社会学習や地域の歴史学習の場として幅広く活用されてきた。

被爆建物として、産業遺産として

広島を訪れる人々にとって、この施設は被爆建物のひとつとして意義深い。しかし単に「原爆の痕跡」としてではなく、近代日本の水道インフラ整備という産業史の文脈においても重要な存在だ。一棟の建物が、被爆の記憶と産業近代化という二つの歴史を同時に体現していることは、全国的にも稀有な例といえる。

自宅からも見学できるオンラインコンテンツ

広島市水道局は「おうちDE見学 水道資料館」というオンライン見学コンテンツを公開しており、自宅や学校など場所を問わず気軽に資料館を体験できる。現地訪問前の予習としても、遠方からの探訪としても活用できる。リーフレットのPDFダウンロードも可能で、訪問前に展示の概要を確認しておくとより充実した見学になるだろう。

アクセス

広島市東区牛田新町1丁目8-1

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