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くら吉 角館本店 甘味茶房くら吉

くら吉 角館本店 甘味茶房くら吉

※写真はイメージです。

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みちのく小京都として知られる秋田・角館。武家屋敷の連なる歴史ある街並みのなかに、職人の手仕事が光る菓子店「くら吉」はある。厳選された地元素材と独自の製法で生み出されるひと品ひと品は、訪れた人の心と記憶に角館の風土をそっと刻みつける。

角館が育んだ菓子の哲学――「旬・菓・創」

くら吉が大切にしているのは、「旬・菓・創」という三つの言葉だ。季節の厳選素材をいかに美味しく、美しく仕上げるか。その問いへの答えが、並ぶ菓子のひとつひとつに宿っている。

秋田・角館の風土や歴史、文化を深く踏まえながら、菓子の新たな可能性を追求し続けるくら吉の姿勢は、単なる老舗の守りではなく、「伝統からその先へ」という意志の表れでもある。職人が手を動かし、素材の声に耳を傾けながら作り上げる菓子は、工業生産品にはない温もりと誠実さをまとっている。

角館本店は、その菓子づくりの原点が宿る場所。観光で訪れた人も地元の常連客も、ここで一つの菓子を手に取ることで、この土地の文化の一端に触れることができる。

看板を飾る「善兵衛栗」のお菓子

くら吉の代名詞ともいえるのが、秋田県西木町の赤倉栗園で栽培される「善兵衛栗」を使った菓子の数々だ。善兵衛栗とは、赤倉家(屋号:善兵衛)が累代にわたって守り継いできた栗の品種を母樹とし、さらなる改良を重ねて昭和38年に誕生した優良品種。味わいと風味の豊かさに加え、その大粒ぶりも特徴のひとつだ。

角館本店の限定商品として名高いのが「善兵衛栗一粒大福」。大きな栗をそのまま包み込んだ大福は、栗の存在感を余すことなく堪能できる一品で、訪れた人が必ずといっていいほど手を伸ばす定番の土産だ。栗の自然な甘みと、もちもちとした皮の食感が絶妙に調和し、一口食べれば角館の秋の実りを丸ごと味わうような豊かさがある。

珍しい食用ほおずきの菓子

くら吉のもうひとつの個性が、ほおずきを使った菓子だ。使用しているのは、秋田県上小阿仁村のたじゅうろう農園で農薬・化学肥料を使わずに丁寧に育てられた「コアニスイーツホオズキ」。海外では「ゴールデンベリー」とも呼ばれるこの食用ほおずきは、香り高く、さわやかな酸味と上品な甘みが特徴的だ。

こうした個性豊かな素材をどう菓子に昇華させるか。くら吉の職人たちはその問いに真摯に向き合い、ほおずきの持ち味を最大限に引き出す製法を追求している。角館本店の限定品である「コアニスイーツホオズキほおずき大福」は、この珍しい素材との出会いを求めて遠方からわざわざ足を運ぶファンも少なくない。見た目にも愛らしく、お土産としても話題性は抜群だ。

洋菓子「ウィッチ」と多彩なラインナップ

和菓子だけではない。くら吉の人気洋菓子「ウィッチ」は、濃厚なクリームをタルト生地で挟んだ一品で、厳選素材を練りこんだクリームが上品な口当たりを生み出している。プレミアムラインをはじめ、季節限定商品や店舗限定商品も充実しており、何度訪れても新しい出会いがある。

松屋銀座店では「銀座はちみつウィッチ」、渋谷東急フードショー店では「プレミアムシャインマスカットウィッチ」など、各店舗限定のウィッチが楽しめるのも面白い。角館本店でしか買えないものを求めて訪れる意義はもちろんのこと、旅の記念としての価値も大きい。

そのほか、秋田の伝統的な菓子「あんもろこし」の創作版である「生あんもろこし」や、秋田創作寒天菓子など、和洋問わず多彩なラインナップが揃う。甘いものが好きな人なら、選ぶのに迷ってしまうほどだ。

店内の雰囲気と「甘味茶房」としての楽しみ方

角館本店は「甘味茶房くら吉」の名が示すとおり、菓子を購入するだけでなく、茶房としてその場でゆっくりと味わう時間を楽しめる空間でもある。武家屋敷の街並みが残る角館の趣と調和した落ち着いた雰囲気のなか、出来立ての菓子とお茶を楽しむひとときは、旅の疲れを癒やす至福のひと休みになるだろう。

観光の合間に立ち寄り、季節の甘味をいただきながら旅の余韻に浸る。そんな使い方が角館本店の醍醐味といえる。地元の人々にとっては、日常のちょっとした贅沢や特別な手土産を求める場所として長く愛されている。

アクセスと周辺観光情報

くら吉 角館本店は、秋田県仙北市角館町小人町38-25に位置する。JR秋田新幹線・田沢湖線「角館駅」から徒歩圏内で、観光の玄関口からアクセスしやすい。

営業時間は9:00〜17:00で、定休日は不定休。訪問前に公式サイト(http://www.kurakichi.jp/)や電話(0187-52-0505)で最新情報を確認しておくと安心だ。

周辺には、全国的にも有名な角館の武家屋敷通りが広がっており、黒塀が続く歴史的な景観を散策しながら店舗へと向かうことができる。春には枝垂れ桜が咲き誇り、秋には紅葉が街を彩る。四季折々の美しさを持つ角館を訪れた際には、ぜひくら吉での菓子との出会いを旅の一ページに加えてほしい。

なお、菓子はオンラインストアでも購入可能なほか、西武秋田店・仙台藤崎店・松屋銀座店・渋谷東急フードショー店・西武池袋店・阪急うめだ店・玉川髙島屋S・C店など全国各地の百貨店でも取り扱われている。それでもやはり、角館の地で食べる菓子には、場所の記憶も加わって格別の味わいがある。

アクセス

角館駅から徒歩圏内

営業時間

9:00〜17:00、定休日: 不定休

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