
リクガメ小屋
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登別駅のほど近く、静かな住宅街の一角にひっそりと佇む「リクガメ小屋」。派手な看板や大型施設ではないが、ゆっくりと地面を歩むリクガメたちの姿が、訪れた人の心を穏やかにほぐしてくれる小さな癒しスポットだ。北海道登別市という自然豊かな土地で、陸を生きるカメたちとのふれあいを通じた、ちょっと珍しい体験ができる場所として地元に親しまれている。
リクガメとの出会い——ゆっくりとした時間の魅力
リクガメ(陸棲カメ)は、水中を泳ぐウミガメや半水生のカメとは異なり、陸の上だけで生活するカメの仲間だ。世界各地に分布し、乾燥した草地や砂漠地帯に生息するものが多く、種によっては100年以上生きるとも言われる長寿の生き物だ。丸みを帯びた甲羅、ずっしりとした四肢、のんびりと首を伸ばして草や野菜を食べる姿は、見ているだけで時間の流れが緩やかになるような感覚を覚える。
リクガメの最大の魅力は、その「ゆっくりさ」にある。現代社会の喧騒から離れ、急がずにただそこに存在するリクガメたちのそばにいると、日常のストレスが不思議と和らいでいく。甲羅の美しい模様をじっくりと観察したり、野菜を差し出すと首をぐっと伸ばして食べる様子を眺めたりと、時間を忘れて過ごせるのがリクガメとのふれあいの醍醐味だ。小さな子どもから年配の方まで、世代を問わず親しみやすいのもリクガメの大きな特徴である。
動物園の大型施設とは異なる、こぢんまりとした環境だからこそ、リクガメたちの個性や動きをじっくり間近に感じることができる。観光地でありながら、どこかのどかで手作り感のある空間が、訪れた人に「ここだけの時間」を提供してくれる。
登別駅エリアに位置する立地の魅力
リクガメ小屋は、JR室蘭本線の登別駅から徒歩圏内の登別東町に位置している。登別市といえば、日本有数の温泉地「登別温泉」が全国的に有名だが、リクガメ小屋は温泉街とは異なる、駅周辺の生活エリアに溶け込んでいる。
観光バスが行き交う温泉街とは一線を画す、地元の人々の暮らしに根ざした落ち着いた環境の中にある。旅行者にとっては、いわゆる「観光スポット」の喧騒から少し外れた場所で、ローカルな北海道の空気を感じながらリクガメとの時間を楽しめる点が大きな魅力だ。こうした「地域に根ざした小さな場所」は、旅の中でこそ記憶に残る体験になることが多い。
登別駅周辺は、室蘭市や苫小牧市にもアクセスしやすい交通の要所でもある。車でのアクセスも良く、道央自動車道の登別東ICや登別室蘭ICからも比較的近い距離にあるため、道内各地からの立ち寄りにも便利だ。
北海道の四季とリクガメ
北海道は日本の中でも特に寒暖差が大きい地域だ。リクガメは本来温暖な気候を好む生き物であるため、北海道の寒い冬には屋内での管理が欠かせない。そのため、季節や天候に応じた環境整備が重要となり、訪問の際には事前に最新の状況を確認することが望ましい。
春から夏にかけては、北海道の短くも輝かしいシーズン。気温が上がるとともにリクガメの動きも活発になり、活き活きとした姿を観察しやすくなる。夏の北海道は本州の猛暑と異なり、さわやかな気候が続くため、屋外でリクガメたちがのびのびと過ごす様子を見られることも多い。小さな子どもが興味津々でリクガメに近づく姿は、夏の北海道旅行の思い出の一ページになるだろう。
秋になると北海道の木々が美しく色づき、周辺の自然も鮮やかな景観を呈する。涼しくなってくる時期のリクガメは動きが落ち着いてくるため、その静かな佇まいをじっくりと観察するのに向いている季節とも言える。冬は積雪のある北海道らしい厳しい寒さとなるため、この時期の訪問前は特に状況確認を忘れずに。
周辺の観光スポットと組み合わせた楽しみ方
リクガメ小屋を訪れる際には、登別市内の他の観光スポットと組み合わせるのがおすすめだ。登別を代表する観光地「登別温泉」は、硫黄の香り漂う温泉街として国内外から多くの旅行者が集まる。特に「地獄谷」は、荒涼とした火山地形と噴き出す蒸気が織りなす迫力ある景観で知られ、温泉街の象徴的なスポットだ。「大湯沼」では、煮えたぎる泥の池という非日常的な光景が楽しめる。
また、登別市内には「登別マリンパークニクス」という水族館もあり、北欧の城をモチーフにした個性的な建物の中で海の生き物たちとの出会いを楽しめる。陸の生き物であるリクガメと、海の生き物を一日の中で楽しむコースを組むことも可能で、動物好きの子どもたちにはとくに充実した体験になるだろう。
登別温泉の日帰り入浴施設で旅の疲れを癒しながら、市内をゆっくりと巡る旅程にリクガメ小屋を組み込めば、より思い出深い北海道旅行になるはずだ。
アクセスと訪問前の確認事項
リクガメ小屋へのアクセスは、JR室蘭本線「登別駅」が最寄り駅となる。登別東町1丁目の住宅エリアに位置しており、駅から徒歩でのアクセスが基本だ。周辺は静かな生活環境で、落ち着いた雰囲気の中でのんびりと歩いて向かうことができる。
訪問を検討している場合は、事前に最新の公開状況や見学できる時間帯を確認しておくことを強くおすすめする。小規模な施設であるため、季節・天候・その他の事情によって見学できない日もある。事前の情報収集が、スムーズな訪問のための大切なステップだ。
登別駅周辺には飲食店やコンビニエンスストアも点在しており、観光の合間に立ち寄りやすい環境が整っている。のんびりとした北海道の時間の流れの中で、リクガメたちとのゆったりとした時間を体験してみてはいかがだろうか。日常の喧騒を忘れ、生き物の「ゆっくり」に寄り添う旅のひとこまが、きっと心に残るはずだ。
アクセス
登別駅から徒歩圏内
営業時間
9:00~17:00
料金目安
1,000円~2,000円
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