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東京駅丸の内駅前広場

東京駅丸の内駅前広場

Photo: Basile Morin / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
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東京の玄関口として日本中に知られる東京駅。その西口に広がる丸の内駅前広場は、重厚な赤レンガの駅舎と開放的な空間が調和した、東京を代表する風景のひとつです。旅の始まりにも終わりにも、この広場はいつも旅人を迎え、見送ってきました。

赤レンガが語る、100年の歴史

東京駅丸の内駅舎は、1914年(大正3年)に開業しました。設計を手がけたのは、明治・大正期を代表する建築家・辰野金吾。東京帝国大学(現・東京大学)建築学科の初代教授でもあった辰野は、イギリス留学で学んだネオバロック様式を基礎に、日本の風土に合わせた重厚かつ優雅な建物を生み出しました。

南北に約335メートルにわたって連なる赤レンガの外壁、そして南北両端に設けられたドームは、当時の人々に強烈な印象を与えたといいます。開業当初から「日本の鉄道の中心」として位置づけられた東京駅は、ゼロキロポスト(日本の鉄道距離の起点)が設置されていることでも知られ、その象徴性は今も変わりません。

第二次世界大戦中の空襲で南北のドームや屋根が損壊し、長らく2階建ての姿で親しまれてきた駅舎ですが、2012年に約5年の歳月をかけた復元工事が完了。創建当時の3階建て・ドーム付きの姿が100年ぶりに蘇りました。その復元には、元の建材を可能な限り再利用するという細やかなこだわりが込められており、現役の駅舎でありながら国の重要文化財にも指定されています。

広場から見る、東京の顔

丸の内駅前広場は、2017年のリニューアルによって現在の姿に整備されました。車道を地下に移すことで歩行者空間が大幅に拡張され、約2,000平方メートルの広々とした広場が誕生。正面に赤レンガの駅舎、足元には整然と敷き詰められた石畳という景観は、訪れる人々に格別の解放感を与えます。

この広場の最大の魅力は、なんといっても「絵になる眺め」です。駅舎の正面に立って振り返れば、まっすぐに伸びる行幸通りの先に皇居へと続く緑が広がり、東京という都市の壮大さを体感できます。多くの旅行者がここで写真を撮る光景は、この広場が単なる交通結節点ではなく、「東京の顔」として機能していることを如実に示しています。

夜になると、ライトアップされた赤レンガの駅舎がいっそう美しく浮かび上がります。昼間とは異なるドラマチックな表情を見せる夜の広場は、ロマンチックな散歩スポットとしても人気があり、地元の人々にとっても特別な場所です。

季節ごとの表情を楽しむ

東京駅丸の内駅前広場は、四季を通じてさまざまな表情を見せてくれます。

春(3〜4月)には、行幸通りや周辺の並木が新緑に染まり、広場全体が柔らかな空気に包まれます。桜の時期には、近くの皇居外苑や日比谷公園との組み合わせで、お花見散策のコースとして多くの人が訪れます。赤レンガとほんのり桜色の空の組み合わせは、春ならではの贅沢な景色です。

夏(7〜8月)は、夕方以降に人出が増え、帰省ラッシュや旅行シーズンの活気が広場を包みます。新幹線の発着が多い時期ならではの、旅情あふれる雰囲気を楽しめます。

秋(10〜11月)には、丸の内界隈のイチョウ並木が黄金色に輝きます。行幸通りから仲通りにかけてのイチョウは見事で、カメラを手にした人々でにぎわいます。

冬(12月〜1月)は、丸の内エリア全体がクリスマスのイルミネーションに彩られる時期です。特に「丸の内イルミネーション」は東京を代表する冬の風物詩として知られており、駅前広場を起点に仲通りまで続く光のトンネルは、毎年多くの人を魅了します。

周辺エリアの見どころ

東京駅丸の内駅前広場は、充実した周辺スポットへのアクセスも魅力のひとつです。

駅舎内には、複数の商業施設が集積しています。「グランスタ東京」「KITTE」「丸ビル」「新丸ビル」など、飲食・ショッピングを楽しめる施設が徒歩圏内に揃っており、旅の前後の時間を有意義に過ごせます。

広場から行幸通りを10分ほど歩けば、皇居外苑に到着します。広大な芝生と松林が広がる外苑は、都心にあって静寂を感じられる貴重な空間。さらに足を延ばせば、二重橋や皇居東御苑も楽しめます。

西側の日比谷・有楽町エリアには、日比谷公園や東京国際フォーラムが近く、文化・芸術鑑賞の拠点としても便利です。北側の大手町・神田方面は、歴史ある神社や下町情緒残るエリアへと続いており、散策の楽しみは尽きません。

アクセスと訪問のヒント

東京駅丸の内駅前広場へのアクセスは非常に便利です。JR東京駅「丸の内中央口」を出ると、目の前が広場になっています。東京メトロ丸ノ内線「東京駅」からも地下通路で直結しており、雨の日でも濡れずにアクセスできます。

広場の混雑は時間帯によって大きく異なります。平日の朝・夕の通勤時間帯はビジネスパーソンで混み合いますが、午前10時〜11時頃は比較的ゆったりと過ごせます。写真撮影を目的に訪れるなら、早朝が最もおすすめ。人が少なく、朝の光に照らされた赤レンガの駅舎を独占する贅沢な時間を過ごせます。

また、駅構内の「東京ステーションギャラリー」では、駅舎の歴史や建築美にまつわる展示が定期的に開催されており、駅そのものを深く知りたい方にはぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。赤レンガの内側に隠された物語を知ることで、広場に立つ感慨もひとしおになることでしょう。

アクセス

東京駅から徒歩圏内

営業時間

24時間営業

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