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備後一宮吉備津神社

備後一宮吉備津神社

※写真はイメージです。

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広島県福山市新市町に鎮座する備後一宮吉備津神社は、大同元年(806年)に備中吉備津神社より勧請されたと伝えられる、備後地方随一の格式を誇る古社です。「備後一宮(びんごいちのみや)」「一宮(いっきゅう)さん」の愛称で地元の人々に長く親しまれ、開運招福・厄除け・交通安全・長寿・家内安全の御利益を求めて年間を通じて多くの参拝者が足を運びます。

備後の地に根付く古社の歴史

創建から1200年以上の歳月を刻んできたこの社は、幾度かの社殿焼失と再建を繰り返してきた歴史を持ちます。現在の本殿が造替されたのは慶安元年(1648年)のこと。初代福山藩主・水野勝成公の手により造営されたもので、江戸時代初期の社殿建築の様式を今に伝えています。藩主みずからの篤い信仰を背景に整えられた境内は、以来370年以上にわたり備後の人々の信仰の中心であり続けてきました。

国指定重要文化財の本殿と史跡の境内

水野勝成公が造替した本殿は、国指定重要文化財に認定されています。また特筆すべきは、建物単体にとどまらず境内全域が国の史跡にも指定されている点です。これは本殿を取り囲む空間そのものが歴史的・文化的価値を有する場として評価されていることを意味し、境内に一歩足を踏み入れると、長い年月が積み重なった独特の空気が感じられます。現在は「令和の大遷宮」と銘打ったプロジェクトが進んでおり、本殿遷座祭・奉祝奉幣祭をはじめとする奉祝行事が催されるなど、時代をまたいで受け継がれる信仰の厚さを実感できます。

末社と境内の見どころ

境内には十二神社・十麻里二柱神社・櫻山神社といった末社が点在しており、参道をめぐりながらそれぞれの社に手を合わせることができます。境内の一角にそびえる大公孫樹(オオイチョウ)は、11月になると鮮やかな黄金色に染まり、秋の参拝に彩りを添えます。静かな境内と色づいた大銀杏が織りなす光景は、周辺の自然とあいまって印象的です。

祭典・行事

年間を通じてさまざまな祭典・行事が執り行われています。なかでも節分祭にあわせて行われる「ほら吹き神事」は、この社固有の風習として知られる行事です。また6月には夏越の大祓祭が斎行され、半年間の穢れを祓い清める場として多くの参拝者が訪れます。例大祭をはじめとする年中行事が途切れなく続く様子に、備後の人々がこの社といかに深く関わってきたかが伝わってきます。

アクセス

〒729-3104 広島県福山市新市町宮内400

営業時間

24時間営業

料金目安

無料

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