
磐梯西村屋
GALLERY
安達太良山・磐梯山・吾妻山系に三方を囲まれた福島県猪苗代町の中ノ沢温泉。磐梯西村屋は、その山あいの温泉街にひっそりと佇む静かな湯治宿だ。高級旅館ではないと宿自身が語るが、だからこそ漂う飾り気のない温かさが、繰り返し足を運ばせる理由になっている。
宝暦から続く湯治の湯
中ノ沢温泉の歴史は古く、宝暦年間(1751年頃)には湯治場として知られていた。源をたどれば西暦1600年頃、安達太良山山麓で温泉が発見されたことにはじまる。磐梯西村屋はそうした積み重ねの上に立ち、今も100%源泉かけ流しの湯を守り続けている。
泉質は酸性度が高く、胃腸病やリウマチ性疾患、切り傷などの外傷への効能が伝えられてきた。加水・循環なしで湯船に注がれる源泉は、季節を問わず湯治目的の客を引きつけ、のんびりと長逗留する文化が今も息づいている。
松の庭園が見渡せる客室
部屋によっては、襖を開けると大きな松の木が目に飛び込んでくる庭園の景色が広がる。春の新緑、夏の濃い緑、秋の色づき、冬の雪景色——窓ひとつが四季の移ろいをそのまま切り取る額縁になる。眺望の出る部屋と出ない部屋があるため、予約時に確認しておくとよい。
会津牛・鯉・鮎が揃う郷土の食卓
料理は地元で採れた旬の素材が主役だ。柔らかく肉汁たっぷりの会津牛は、この宿が自信を持って差し出す一品。鯉料理は中ノ沢の名物として知られ、季節には鮎や山菜も食卓に並ぶ。会津産ひとめぼれの白飯と自家製の漬物、地元の地酒が食事を引き締める。
過去に泊まった客のひとりは、「源泉掛け流しで身も心もリフレッシュしたあと、地元素材の夕食と地酒で幸せなひと時だった。何より宿のスタッフの親切さに感動した」と言葉を残している。豪華さより、素材の誠実さとスタッフの人柄で記憶に刻まれる宿だ。
四季で変わる周辺の楽しみ
宿の周辺は自然スポットに恵まれている。春から秋にかけては磐梯山・安達太良山のハイキングコースへのアクセス拠点として利用され、山歩きの疲れを温泉で癒すという流れが定番になっている。猪苗代湖も近い自然スポットのひとつだ。冬はスキー場が近くにあり、雪のシーズンはファミリー層にも人気が高い。季節ごとに違う顔を見せる中ノ沢温泉で、泊まるたびに異なる体験ができる。
アクセス
JR磐越西線猪苗代駅から車で約15分
営業時間
チェックイン:15:00(最終チェックイン18:30)、チェックアウト:10:00
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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